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スタバ「フラペチーノを発明してない」意外な過去 コーヒーにこだわる地域の店が変貌を遂げるまで

東洋経済オンライン / 2024年1月6日 12時10分

ここで指摘したいのは、初期のスタバが持っていたローカル志向やコーヒーへのこだわり、といった思想は、スタバがグローバルカンパニーへと成長した現在でも重要視されている、ということだ。

歴史学者・文化研究者のブライアン・サイモンは『お望みなのは、コーヒーですか?』の中で、スターバックスが「本物のコーヒー」を重視していることを強調している。そして実際、スターバックスジャパンの「Our Mission and Values」には「私たちは、人間らしさを大切にしながら、成長し続けます」とあって、ここに見られる「人間らしさ」の重視もまた、こうした思想の延長線上にあると考えられる。

そしてスタバが持つ「矛盾」はこの、初期スタバが持っていた経営理念とその後のグローバル展開の際に起きたものなのではないかと私は考えている。いったいどういうことか。

次回詳しくつづるが、あえて先に核心に触れるのであれば、「顧客の要望に合わせるように店を作り、柔軟に変化させていったからこそ、スタバには『矛盾』が必然的に生じたのではないか?」ということだ。

ということで、次回は、スタバがグローバルチェーンへと至る過程を追いながら、そこでどのようにさまざまな「矛盾」が生じたのかを見ていこう。

谷頭 和希:チェーンストア研究家・ライター

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