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仰天!「おつり」を知らない子ども急増のリアル  スマホ社会は「慣れ親しんだ言葉」まで駆逐する

東洋経済オンライン / 2024年1月13日 10時0分

●「お灸を据える」・・・強く叱って懲らしめる。きつく叱責する。痛い目に遭わせる。(お灸は漢方療法の一つで、肌に直接のせたもぐさに火をつけて焼き、その熱気で治療することから)

●「うだつが上がらない」・・・出世ができない。いつまでも身分が低いままでパッとしない。(「うだつ」とは、家の建築で梁〈はり〉の上に立てる短い柱。屋根の重みを受け、上から押さえつけられているように見える。それにたとえて)

●「左うちわ」・・・お金の心配をすることなく、仕事もせずに安楽な暮らしをしていること。(うちわを左手で動かしながら、ゆったりとしている様子から)

【若者が戸惑う言葉:確認クイズ】

問:それぞれの言葉の、意味は何でしょう?

① 「下駄を預ける」
② 「大風呂敷を広げる」
③ 「重箱の隅をつつく」
④ 「袖の下」
⑤ 「算盤(そろばん)が合う」
⑥ 「二足の草鞋(わらじ)をはく」
⑦ 「腰巾着(こしぎんちゃく)」
⑧ 「ちゃぶ台をひっくり返す」          (※答えは、記事の最後に)

昔のテレビのチャンネルは「回して」いました。でも、そうしたテレビがない現在はチャンネルを「変える」と言うのが普通。

「チャンネルを回す」も要注意

ただ、年配者は長年のクセでつい言ってしまうのですね。

家で「おーい、ちょっとチャンネル、8に回してくれ」などと。

さすがに古すぎるかもしれませんが、電話も同じくダイヤルを「回す」と言っても、キョトンとされるだけです。

そのほか、自分では気づいていなくても、年配の方たちはこんな言葉をよく口にしてはいないでしょうか。

たとえば――

▶「かっぱ」  (←雨の日用ポンチョ、レインコート)
▶「チョッキ」 (←ベスト)
▶「えりまき」 (←マフラー)
▶「バンド」  (←ベルト)
▶「チャック」 (←ジッパー)
▶「赤札」  (←セール、バーゲン)
▶「旗日(はたび)」  (←祝日)

では、どのようなことを意識すれば、世代間の溝を埋めることができるのでしょうか。

●若者との会話で、昔の物などが出てくる言い回しは、できるだけ避ける
年配者は、自分の言い回しに「?」という顔をされたら、他の言い方に変更を。
もしも、「それはどんなものですか」と質問されたなら、昔の情報をいろいろ教えてあげると、話が楽しく広がるかもしれない。

●若者が一目置かれるチャンス⁉
たとえば、あるサークルで、持ち回りの係に決まって「とうとう私にお鉢が回ってきたよ」と苦笑いの年配者。それに対して若者が「はい、みな平等の順番ですからね」と即座に笑顔で応じられたら、周囲も内心「おっ」となるのでは。若いのに語彙が豊富、物知り……などの評判を得ることは、社会的にきっとプラスになるはずです。

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