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仰天!「おつり」を知らない子ども急増のリアル  スマホ社会は「慣れ親しんだ言葉」まで駆逐する

東洋経済オンライン / 2024年1月13日 10時0分

できれば若者の中に、どうしてそんな言い回しが昔から今日までずっと残っているのかなど、気になる日本の言葉の探究をしてみる方が増えてくれたなら、世代間コミュニケーションのギャップ解消に、少しは役立つのではと期待します。

それでは、先述した「若者が戸惑う言葉」の答えを確認していきましょう。

若者が戸惑う言葉:確認クイズの答え

① 「下駄を預ける」

自分の身の振り方や事の後処理など、すべてを相手に頼んでゆだねること。履物を預けたら、歩き回ることができない意から

② 「大風呂敷を広げる」

まったくできそうにないことを言ったり、実現不可能な計画をしたりする。大嘘を言う、の意も

③ 「重箱の隅をつつく」

ごくささいなことや、どうでもいいことまで、うるさく干渉したり問題にする

④ 「袖の下」

賄賂のこと。内緒で金品をもらうこと。または贈ること。着物の袖の下から、人目につかないようにしてこっそり渡す意

⑤ 「算盤(そろばん)が合う」

採算がとれる。計算したところ、出費以上の収入が得られる

⑥ 「二足の草鞋(わらじ)をはく」

一人で違う種類の仕事を二つ兼ねること。昔、ばくち打ちが捕吏の仕事を兼ねることがあったことから

⑦ 「腰巾着(こしぎんちゃく)」

ある人にいつも付き添って離れない人のこと。まるで腰に常に提げている巾着(財布用などの携帯袋。口がひもでくくられている)のように

⑧ 「ちゃぶ台をひっくり返す」

順調にいっている事柄を突然台無しにしてしまうこと。ちゃぶ台とは脚の低い木製食卓。畳に座って取り囲んだ皆が、その上に並べられた料理をさあ食べようという時に、食卓ごとひっくり返してすべてぶちまけるという動作にたとえて

山口 謠司:大東文化大学文学部教授

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