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災害時に役立つスマホの「バッテリーを温存法」 能登半島地震でモバイル通信は寸断されたのか

東洋経済オンライン / 2024年1月16日 12時40分

また、同じ画面に「明るさの自動調節」という項目もある。これは、環境光の強さに応じて、ディスプレイの明るさを変える機能。この機能がオンになった状態でスライダーを動かすと、最適な明るさとして学習してしまう。また、明るい場所に行くと、画面が見やすくなるよう、自動でディスプレイの照度を上げてしまう。緊急時にバッテリーを節約したいときには、この設定も合わせてオフにしておくといい。

使い終わったあと、すぐにディスプレイを消灯することもバッテリーの節約につながる。基本的には、スマホを使い終わったら電源キーを押すだけでいいが、そのまま放置してしまった場合のことを考え、消灯までの時間は短くしておくといいだろう。Pixel 8では、「設定」の「ディスプレイ」にある「画面消灯」で、その時間を変更することができる。最短の時間は15秒なので、これに変更しておくといい。同時に「スクリーンアテンション」を有効にすると、ユーザーが画面を見ている間は自動で消灯されなくなる。

一部端末は、常時表示ディスプレイも搭載されているが、これもバッテリーを消費してしまう。例えば、Pixel 8は常時表示ディスプレイに対応しており、時間や通知などの各種情報を常に画面に表示することが可能だ。有機ELで点灯する部分を最小限に抑えているため、消費電力は少なくなっているものの、いざというときに必要のない情報であればオフにしておいたほうがいい。Pixel 8の場合、「設定」の「ディスプレイ」にある「ロック画面」で、常時表示の設定を変更できる。他の端末にも似たような機能があるため、あらかじめ設定を見直しておくことをお勧めしたい。

ほとんどのAndroidスマホには、災害時など、バッテリーの消費を最小限に抑えたいときのために、必要最小限の機能だけに設定を一括で変更する機能が搭載されている。端末によって設定できる機能や名称は異なるが、これを活用するのも手だ。例えば、Pixel 8などのPixelシリーズには強力にバッテリーを節約する「スーパーバッテリーセーバー」と呼ばれる機能がある。Galaxyシリーズにも、多くの端末に「省電力モード」があり、設定を変更するとホーム画面を緊急用のものに差し替えることが可能だ。

アプリの使用も抑えて電池を長持ちさせる

Pixel 8の場合、設定は「設定」アプリの「バッテリー」にある「バッテリーセーバー」で行う。バッテリーセーバーには2つの仕様がある。1つが通常のバッテリーセーバー、もう1つが災害時などに活用するスーパーバッテリーセーバーだ。後者はより強力な制限がかかる。視覚効果を抑えたり、バックグラウンドでのアプリを制限したりする通常のバッテリーセーバーに加え、必須アプリ以外の動作や通知を停止する機能が備わっている。

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