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災害時に役立つスマホの「バッテリーを温存法」 能登半島地震でモバイル通信は寸断されたのか

東洋経済オンライン / 2024年1月16日 12時40分

ただし、LINEやMessengerなど、連絡を取るためのアプリまで制限をかけてしまっては本末転倒だ。このようなときには、必須アプリを追加することで制限を外すことができる。「スーパーバッテリーセーバー」の横にある歯車マークをタップしたあと、画面で追加したいアプリの横の「+」をタップすると、必須アプリとして追加が可能。災害時に設定するのは難しいため、あらかじめ設定を見直しておくといいだろう。

また、Galaxyシリーズは、省電力モードを細かく設定することが可能だ。先に挙げたような常時表示の「Always On Display」を自動でオフにできたり、画面の明るさを10%下げたりと、細かな設定メニューが用意されている。省電力モードで、5Gをオフにすることも可能だ。さらに、「アプリとホーム画面を制限」という項目をオンにすると、バッテリーの消耗を最大限抑えることができる。

この項目をオンにすると、ホーム画面が切り替わり、画面には電話やブラウザ、SMSを扱う「+メッセージ」など、一部のアプリしか表示されなくなる。壁紙やウィジェットも消え、バッテリーの消費を最小限にする仕組みだ。この画面上で「+」をタップすれば、アプリを追加できるため、連絡で使うようなアプリは追加しておいたほうがいいだろう。端末によって機能には差があるが、バッテリー節約効果は高いので、いざというときのために覚えておきたい。

能登半島地震では徐々に復旧している携帯電話の基地局だが、災害時には、通信が途絶してしまうことがある。電源喪失や光回線の切断など、理由はさまざま。災害の直後は通信できたとしても、基地局が搭載していたバッテリーが切れてしまい、後から圏外になるケースもある。もしスマホが圏外になってしまい、充電もできないという状況であれば、バッテリーを節約するため、フライトモードに切り替えておいたほうがいい。

通信不能になったときはフライトモードに

圏外になったとき、スマホは利用できるネットワークがあるかどうかをサーチするからだ。これが、バッテリーの消費量を増やしてしまう。また、Wi-Fi接続時も、電話やSMSを着信できるよう、ネットワークサーチを繰り返している。アンテナマークが圏外表示になっていたら、ひとまず設定をフライトモードに切り替え、その後Wi-Fiを再度有効にするといいだろう。フライトモードは無線関連の機能を完全にオフにするため、有効な方法と言える。

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