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転職したのに給料が上がらない人の残念な傾向 キャリアも年収もアップできる大人の学びとは

東洋経済オンライン / 2024年1月17日 6時50分

3つの傾向とは、「新しいことへの耐性」「自己評価」「危機感」です。それぞれが低すぎても高すぎても、新しいことを学ぶ時に失敗しやすくなってしまうのです。

最初に、新しいことへの耐性が低すぎたり高すぎたりしてリスキリングに失敗してしまう人の傾向を見てみましょう。

失敗パターン① 食わず嫌い

新しいことへの耐性が低すぎる人には、未知のことに興味を持とうとせず、毛嫌いしてしまうという傾向があります。実は、日本人全体として、新しいことを避けたがる傾向が非常に高いという調査結果がOECD(経済協力開発機構)からも出ています。

この調査によると、日本の20代で「新しいことを学ぶのがすきだ」と答えた割合が、スウェーデンの60代と同じレベルだというのです。データ上では、日本人が新しいことを学ぶのにあまり積極的ではないことが示されてしまっています。

対策:ベイビーステップで小さな一歩を踏み出す

未知のものに対するアレルギー反応をなくすために、ベイビーステップでまずは小さな一歩を踏み出してみることから始めてみましょう。

ベイビーステップとは、無理のない「一歩」のこと。簡単に始められてごくわずかな前進を生むような取り組みを、赤ちゃんのよちよち歩きの一歩に例えた表現です。この無理のない「一歩」に短時間だけ取り組んでみましょう。

「本を一冊だけ読んでみる」「1時間のオンラインセミナーを視聴してみる」など、まずは少しずつリスキリングに足を踏み入れてみてください。「思ったよりも面白い・向いているかも」という気づきが得られればしめたもの。このようなきっかけ作りがリスキリング成功への第一歩になります。

失敗パターン② 飽きっぽい

新しいことへの耐性が高すぎると飽きっぽくなります。新しいことを抵抗なくどんどんと受け入れたのはいいものの、結局あまり身につかないというパターンに陥りがちです。

少し齧っただけで何となくわかった気になってしまい、興味が他に移ったりしてやらず仕舞いに……。仕事で使えるレベルに到達する前に学びをやめてしまうのです。

対策:「で、どうする?」とアクションにつなげる

学びをキャリアアップに結びつけるためには、必ずアクションにつなげることが大切です。「参考になった」で学びを終えるのではなく、「で、どうする?」と自分に問いかけて、次のアクションを必ず決めます。

少し実践してみると、うまくいかないことがわかったり、新たな気付きが得られたりするはずです。そこでまた「で、どうする?」と問いかけて次のアクションにつなげていきましょう。

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