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転職したのに給料が上がらない人の残念な傾向 キャリアも年収もアップできる大人の学びとは

東洋経済オンライン / 2024年1月17日 6時50分

次に、自己評価が低すぎたり、高すぎたりする人の傾向をみてみましょう。

失敗パターン③ インポスター症候群

自己評価が低すぎるとインポスター症候群に陥ってしまいます。インポスター症候群とは、自分が持っている能力や成果を過小評価し、実力不足であると思い込んでしまうことです。特に新しい仕事や環境に移るときに発症することが多いと言われています。

「私には無理。できない」と尻込みしたり、研修やセミナーを延々と受講し続けてしまったりと、自信のない行動が目立つようになります。

対策:スキルと成果の棚卸し+3 good things

まずは、これまで自分が達成してきた成果や身につけたスキルをしっかりと棚卸しします。過去の成功体験を振り返ることで、自分がどんな能力やスキルを持っていて、どんな実績につながったのかを客観的に認識しましょう。これが自己効力感を高め、リスキリングを成功させることにつながります。

また、日常的に自己効力感を高めるためのワークとして、「3 good things(3つのよいこと)」をやってみるのも良いでしょう。ポジティブ心理学の手法の1つで、1日の終わりに今日よかったことを3つ書き出すというものです。よかったところと、その理由・背景を考えることで、自己効力感を高めていきます。

負けず嫌いの暴走で実力が発揮できない!?

失敗パターン④ 負けず嫌い

自己評価が高すぎると負けず嫌いになります。自信がありすぎることがマイナスに働いてしまい、リスキリングに失敗してしまうのです。自信が余計なプライドになって学びの邪魔をしてしまう、というパターンに陥ってしまいます。負けず嫌いな人によく見られる行動をいくつかあげてみましょう。

・誰にも言わずにこっそり「闇練」

・意味のないところで張り合ってマウントをとろうとする

・フィードバックをもらっても、「自分は間違っていない」と聞く耳を持たない

・失敗が怖いのでやらない理由を考える

こういった行動は、本来得られるはずだった学びを自分から遠ざけてしまいます。

対策:失敗の数をカウントする

性格を変えるのはなかなか難しいことですが、競争意識を別の方向に向けることでリスキリングを成功させましょう。

「失敗=悪いこと・あってはならないこと」という考えを「失敗=よいこと・ないといけないもの」と認識を変えてみるのです。学びにおいて、失敗は新しいことにチャレンジした証しです。一度も失敗を経験せずに、学びをキャリアアップにつなげた人など存在しません。学びの段階で積んだ失敗が、新しい仕事を始めた時の失敗確率を下げるのです。

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