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「就寝前のガム」が良質な睡眠に効果的なワケ 知ってますか?「リベンジ夜更かし」の恐怖

東洋経済オンライン / 2024年1月17日 20時0分

日中に自由な時間を得られなかった人が、夜更かしをして自由な時間を獲得する…そんな「リベンジ夜更かし」の習慣から抜け出し、眠りに集中する方法をご紹介します(写真:プラナ/PIXTA)

「残業が長引いてしまって、見たいドラマが見られなかった」「寝る前にSNSをチェックしなきゃ」「子育てに追われて日中は自分のしたいことができなかった」

こんな思いから、寝床の中で睡眠時間を削ってまでスマホに触っていた、という経験は誰にもあるのではないでしょうか。このように、日中に自由な時間を得られなかった人が、夜更かしをして自由な時間を獲得することを「リベンジ夜更かし」といい、翌日の集中力の低下など、心身にさまざまな悪影響を及ぼす行為として問題視されています。

どうしたらやめられるか? 自律神経研究の第一人者として知られる順天堂大学医学部教授・小林弘幸氏の著書『自律神経の名医が教える集中力スイッチ』より、一部引用・再編集して、眠りに集中し、「リベンジ夜更かし」の習慣から抜け出す方法を紹介します。

現代病の「スマホ依存」がもたらす大きな代償

健康の基本中の基本、一丁目一番地は睡眠です。質の高い睡眠がとれていないと、心身にさまざまな悪影響を及ぼします。

夜更かしは万病のもと――そう表現してもいいすぎではありません。

夜更かしが習慣化すると、体内時計の夜型化が進み、朝の目覚めが悪くなります。これが、疲労、倦怠感、無気力などにつながっていくのは火を見るよりも明らかです。睡眠不足は脳の活動を減退させるので、集中力や注意力の欠如、情緒不安定、判断力の低下など、メンタル面にも多大な影響を与えます。

睡眠不足の理由はいろいろあります。ストレス、運動不足、飲酒、喫煙、生活習慣の乱れなどです。そして最近は、ここにスマホ依存に端を発する「リベンジ夜更かし」が加わってきた印象を受けます。

これは現代病のひとつということができ、関連するニュースをよく目や耳にしますし、実際に私のところにも多くの相談が寄せられています。

リベンジ夜更かしは、日中に自由な時間を得られなかった人が、夜更かしをして自由な時間を獲得する行為のことで、「○○したかったのにできなかった」という思いから生まれる欲求不満やストレスを、寝る前に(おもに布団にもぐってから)解消させようとすることを意味します。

日中は勉強や仕事が忙しくて自分の時間を作れなかったという人たちが、帰宅して家事、食事、入浴といった〝なすべきこと〞をひととおりこなし、ひとりになれたタイミングで、SNSやネットニュースのチェック、動画の視聴、ネットショッピング、読書、音楽鑑賞などに興じるわけです。

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