1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

食道がん「のどの違和感」が出る前に見つける方法 耳鼻科で異常なしの場合、次の行動が重要に

東洋経済オンライン / 2024年1月17日 12時5分

「今は、免疫チェックポイント阻害薬の普及で、ステージ4でも長期生存する人たちが出てきています。食道がんの治療は、手術にしても、抗がん剤にしても、どちらかというとつらい部類に入る。それに耐えられる体力があるかどうかが、長期生存の肝といっても過言ではない」と押川医師。

そして体力と同じくらい必要となるのが、お金だ。

免疫チェックポイント阻害薬など効く薬の登場もあって、昨今のがん治療は高額化している。しかもこうした薬は年単位で継続する必要がある。長く生きられるようになったからこそ、がん治療による経済的な負担はがん患者や家族に大きくのしかかる。

「がんの経済毒性」が新たな問題に

保険診療や高度療養費制度で自己負担分が減っても厳しいと感じる人は多く、お金がないために治療をあきらめたり、途中で治療をやめたりする人が出てきている。これを昨今は、「がんの経済毒性」と呼び、新たな問題となっている。

「こうした経済毒性を含め、もっとわれわれはがんに備えたほうがいい」というのが、押川医師の「がん防災」主張だ。

「防災とは、災害に対する知識と情報を得て、避難経路をしっかり確保すること。がんでも同じ考え方ができます。昨今は多くの著名人ががんを公表しています。もちろん専門家ではない人の知識を鵜呑みにするのは避けなければなりませんが、それを機にがんやがんの周辺情報についてアップデートすることは大事です」(押川医師)

鈴木 理香子:フリーライター

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください