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「頭がいい人」の頭の中を再現! ChatGPT活用法 「ChatGPTは使えない」と言う人の盲点とは

東洋経済オンライン / 2024年1月18日 10時0分

例えば、簡単な質問への返答、テキストの要約、基本的なデータ処理といった作業だ。

この段階の主な目的は、時間の節約と効率性の向上であり、ChatGPTを使って日々の作業をよりスムーズに進めることができる。

レベル2 「自分が理想と思うこと」を完璧に近づける

この段階では、単に作業の速度を上げるだけでなく、質の向上にも重点を置く。

例えば、専門的なレポートの作成、複雑なデータ分析、クリエイティブなアイデアの生成などで、ChatGPTはユーザーのアイデアや意図を理解し、より洗練された成果物の作成を支援する。

レベル3 「自分の思いつく理想」を越えたアウトプットを目指す

この段階では、ChatGPTは単なるツールを超え、ユーザーの創造的なパートナーとして機能する。

このレベルになると、ChatGPTはユーザーの思考を拡張し、ユーザーはChatGPTとの対話を通じて、ユーザー自身も未知だった可能性に気づき、新たな発見をすることができるようになる。これはChatGPTのプロ的な使い方と言えるだろう。

では、上述した3段階のプロセスを理解するために、ケーススタディをしてみよう。

あなたはABC Summitというイベントで、自社の潜在顧客であるD社の経営幹部、佐々木氏と名刺交換をした。

イベント後、あなたは佐々木氏にお礼を伝えると同時に、事業提携に関する提案の打ち合わせをお願いするメールを送ろうと考えた。その文面を、ChatGPTに創ってもらおうとしている。

最初の段階、レベル1では、基本的な内容をリストアップし、それをChatGPTを用いてメールの形式にまとめる。

ChatGPTにメールを書いてもらう:レベル1の使い方

ここでの目標は、ChatGPTによる基本的なテキスト生成能力を活用して、効率的にメールの草稿を作成することである。

あなたからの依頼文はこんな具合だ。

9/11のABC Summitで名刺交換した潜在顧客D社の経営幹部、佐々木様、礼状とともに事業提携に関するディスカッションを行うためのアポイントメントメールを作成してください。要領は以下です。
・自社はAIで有名なベンチャー企業で、ナレッジマネジメントが得意
・ナレッジマネジメントについてニーズがあるとイベント中に聞いた
・ついては、打ち合わせをお願いしたい。

これに対するChatGPTの回答は次のようだった。

件名: 佐々木様への礼状とナレッジマネジメントに関する事業提携のご提案

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