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今から日本株を買いたい人に勧める3つの投資法 この長期上昇相場はあと2年続くかもしれない

東洋経済オンライン / 2024年1月22日 9時30分

日本株はどこまで上昇するのだろうか。もし今から買うとしたらどうすればいいのか。筆者は3つの方法を勧める(写真:ブルームバーグ)

日本株がものすごい勢いで上昇している。

前回の記事「『日経平均4万円予想は保守的』と断言できるワケ」
(1月8日配信)では、筆者は「現在は2025年までの大相場の過程にあり、控え目に言って2024年の日経平均株価の高値は4万2000円としたが、かなりの少数意見で驚いた」という趣旨のことを書いた。

ほとんどの専門家の予測は保守的すぎた

実際、昨年12月初めに筆者も依頼を受けた、あるネット専門媒体の2024年相場予測アンケートによると、日経平均の高値予測で最も多かったのは3万6000円だった。また、ドル円相場予想でも2024年の平均レートは「1ドル=135~139円前後」が圧倒的だった。

結局、前者においては1年間の高値予測ゾーンを、わずか半月あまりで捉えてしまったことになる。後者も、新年早々1ドル=148円台をつけるとは、どれほどの人が予想しただろうか。

確かに、前出の予測などは日経平均が3万2000円台で、かつ為替も円高気味の中での予想だったことを考えると、やむをえない側面もある。また、新年早々の大震災で日本銀行の金融政策変更への警戒感が後退したことも大きい。

だが、昨年の大納会を3万3464円で終え、2024年に多少希望が持てるようになった新年大発会時点の予想でも、まだ保守的予想があふれていた。そこで、前回の配信では思わず気持ちの吐露となった次第だが、結果的に力強い相場となっているのは喜ばしい限りだ。

さて、あらためて上昇の要因を探ってみよう。1月7~13日の対内証券売買契約(財務省ベースの海外投資家動向)を見ると、1兆2026億円の買い越しとなったが、これは昨年10月第2週以来の大量買い越しだった。

また、東京株式取引所ベースでも海外投資家は9557億円の買い越しで、これは同年6月の第1週以来。さらに、先物を含めると1兆4439億円の買い越しとなり、同年4月以来の規模だった。

これらでわかったことだが、今回の日本株急騰の理由はこの海外投資家の大量買いに尽きる。この原点は、PBR(株価純資産倍率)の改善など、ガバナンスコードに則った東京証券取引所の上場企業への要請であることも周知の事実だ。

「この相場はあと2年続くかもしれない」という連想

しかも各メディアが伝えるように、その買いの規模は2013年の「アベノミクス相場初期」を連想させるとなると、このエネルギーは大きく、そして継続することになる。また、アジアを中心に運用している資金がその中心を、経済不振の中国から日本に移しているというおまけもついている。何よりも利に敏(さと)い、中国の投資家自身が日本株を爆買いしていることで証明されよう。

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