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東大生も間違えた「共通テスト英語」超難問の中身 広い視野でテーマを掴むことで正解を導き出す

東洋経済オンライン / 2024年1月22日 14時0分

1月13日・14日に行われた大学入学共通テスト。英語リーディングは難化とSNSで話題に(撮影:梅谷秀司)

2024年1月13日・14日、4回目となる大学入学共通テストが実施されました。大学入試は、小中高の12年間の集大成の1つです。ここでどんな問題が出題されているのかについては、受験生や教育関係者はもちろん、現在学校に通っている学生や子供を持つ親御さんなど、多くの人にとって関係のあるものだと言えます。

【画像】東大生も間違えた英語リーディング問6(日本語訳)

そんな中で、今回みなさんにご紹介するのは、「東大生でも間違えた問題」です。われわれカルペ・ディエムは、東大生たち十数人で共通テストを解き、その結果をシェアしています。その中で、多くの東大生たちが間違えたとても難しい問題があったのです。

この問題を間違えた東大生は、われわれだけではありません。

激ムズだった英語リーディング問6

PASSLABOという教育系YouTubeチャンネルでは、毎年試験会場に実際に行って受験生に混じって共通テストの問題を解く企画を実施しています。

毎年共通テストを試験会場で解いている東大医学部卒の宇佐見天彗さんですら、解けなかった問題があるのです。今回はその問題についてみなさんに共有したいと思います。

その問題は、英語のリーディング・問6でした。「retrospective timing」という単語についての説明が文章内でされていて、それの「Example(具体例)」として適切なものは4つのうちどれか?を選ぶという問題でした。

みなさんにもこの問題の難しさを体感してもらうために、実際は英語の問題ですが、僕が日本語に訳してみました。国語の問題として解いたときに、みなさんは答えられるでしょうか? 時間としては、だいたい2分くらいの間に解く問題です。

ヒントとしてお伝えしておくと、この文章のタイトルは「perceptions of time」=[時間の認識]であり、文章内ではさまざまな『時間を感知する方法』について説明されています。この文章は第2段落になります。

※外部配信先では画像を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

まずそもそも、「retrospective」ってどういう意味だろう?ということを疑問に思う人が大半だと思います。ですがそこは安心してください、東大生もみんなわかっていませんでした。

retrospectiveの意味が瞬時にわかるか?

「『retrospective』という英単語を暗記してはいないけど、reとかついているから、『再び』と言う意味で、またspectは『見る』だから、『振り返る』的な意味かな?」と類推して答えられる人はいましたが、「retrospectiveは『振り返る』ですね」とぱっと答えられる人はほとんどいなかったです。

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