冷凍ブロッコリー「水っぽくならない」超ラク解凍 おいしさ半減「エッジランナウェイ現象」防ぐ技
東洋経済オンライン / 2024年1月23日 10時0分
冷凍食品の野菜コーナーで必ず見かけるブロッコリー。水っぽい? まずい? いえいえ、それは解凍方法が正しくないだけかもしれません。
「冷凍食品専門家」「冷凍生活アドバイザー」として活動し、『いますぐ食べたい!冷凍食品の本』や『冷凍王子の冷凍大全』などの著書のある“冷凍王子”こと西川剛史さんが「冷凍ブロッコリー」のおいしい解凍法や調理法、そして生鮮ブロッコリーの冷凍法をご紹介します。
栄養面で間違いないのがブロッコリー
野菜はビタミン、ミネラル、食物繊維など体に大切な栄養素が豊富ですが、近年は全世代で野菜不足が目立っています。健康のために積極的に摂りたい野菜ですが、しかし「どんな野菜」を選ぶかで、栄養価がかなり変わってきます。
【写真】これは残念「エッジランナウェイ現象」を起こしたブロッコリー
そんななかで筆者が「まずこれを選べば間違いない!」とお勧めしている冷凍野菜がブロッコリー。ビタミンCやB2、βカロテン、食物繊維が豊富な緑黄色野菜で、抗酸化作用の高いスルフォラファンという成分も含み、栄養価がとても高いのです。
冷凍野菜をまだあまり活用されていない人には、調理が簡単で栄養価も高く、野菜そのものがおいしい冷凍ブロッコリーをまずはお勧めします。
野菜不足解消に一役買ってくれる冷凍野菜。一般的に市販の冷凍野菜は旬の時期に収穫したものを急速凍結しているので、旬と同じおいしさ、栄養価のものが、値段の上下なく1年中食べられます。
冷凍野菜の輸入量「実質1位」
農畜産業振興機構「野菜の輸入動向(2022年12月)」によると、2022年の冷凍野菜の日本での輸入品目の中では、ばれいしょ(ポテト)を除くとブロッコリーがトップ。
冷凍ポテトは、いわゆるフライドポテトとしての商品が多く、さらには炭水化物がメインの食材のため、野菜に含めるかどうかは微妙なところ。そう考えると、ブロッコリーは実質1位といってもいいでしょう。
同年の輸入量もブロッコリーは前年比115.7%(日本冷凍食品協会調べ)と増加しており、日本では非常に人気の高い冷凍野菜です。
日本で販売されている冷凍ブロッコリーの多くは輸入品で、2022年の輸入量1位はエクアドルです(日本冷凍食品協会調べ)。
エクアドルは標高が非常に高いので病害虫の発生が少なく、日照量も抜群。ブロッコリー栽培に非常に適した気候です。収穫後は現地ですぐに急速凍結するため、ブロッコリーそのものの甘さとうまみがしっかりあり、品質も安定しているため、世界的にも高い評価を得ています。
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