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TVプロデューサー「やる気が出ない時」の対処法 モチベーションが低くても動けるようになる

東洋経済オンライン / 2024年1月24日 15時0分

やる気が起きないのに、やらなければいけないことがたくさんあるときはどうしたらいいのか(写真:Ushico/PIXTA)

どうしても動きたくないし、やる気も出ない……正月休み明けからそんな状態に陥っている人は少なくないでしょう。「何もやる気がしない」ときは何から手をつければいいのでしょうか。

プロデューサーの傍ら、現在は東京大学大学院の博士課程でメディア研究も行う角田陽一郎氏が、モチベーションが引く日にも動けるようになる習慣を伝授します(角田氏の新著『どうしても動き出せない日の モチベーションの見つけ方』より一部抜わ粋・編集して構成しています)。

やらなくていいことから手をつける

原稿の〆切があっても、なかなか書けない。一方で、精算しなきゃいけない領収書もある。困った。でも優先順位は原稿だから、それが終わってから領収書の精算をしよう……そう思いながらグダグダして、結局どちらも進まない。そんなことがこれまでよくありました。

でもある時、「どうせ、どっちもやらなきゃいけないんだよな」と気づいたのです。

ほとんどの人は優先順位をつけて、その上位から手をつけますよね。仕事でも、まず優先順位を決めよう、とはどの職場でも言われることだと思います。今の例であれば、領収書の精算よりも、〆切が迫っている原稿の方が優先です。

ところが問題なのは、優先順位が1番なのに、それができていないこと。1番に手がつけられていないから、2番以降も止まって、結果として全体に影響が出ている、ということなのです。

だったら、いずれ5つのTo Doを全てやらなきゃいけないならば、優先順位5位からやってもいい。やりやすいことからやろうという風に考え方を変えたんです。どうせどっちもやるなら、とりあえずやれる方からやろうと割り切った。

すると、むしろ進むようになったんです。まずはやらなきゃいけないリストを作ります。そして、できるだけ「やりやすいこと」から手をつける。

重要なのは「達成感を得る」こと

領収書の精算だったら、好きな音楽を聞きながら、見たかった動画を流しながらでもできます。優先順位としては低いけど、この作業をクリアすることで、To Doリストは1つ減る。

この達成感は意外に、やりたくない優先順位1位に着手するモチベーションになるのです。

特に期日が迫っていたら「こんなことやってる場合じゃない」と焦ります。こんなことやってる場合じゃないと思いつつ、どうせ他のものにも手をつけられてないなら、やれることからやった方が、結果的に早く終わる。

本で言うと、1冊を読み終えないと、なんとなく次の本にいっちゃいけない気がします。でも、途中で止まってしまうことも多い。だったら、どんどん途中で投げ出して「今読みたい本」を読んでいけばいいんです。

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