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TBS「Eye Love You」韓ドラ要素てんこ盛りの勝算 初回視聴率5.5%だったが、SNSで大きく話題に

東洋経済オンライン / 2024年1月26日 12時30分

TBS「Eye Love You」(写真:公式サイトより引用)

女性向け恋愛ドラマ枠として定着しているTBS火曜ドラマ。その枠で1月23日よりスタートしたのが『Eye Love You』だ。

【写真】二階堂ふみと韓国の人気俳優チェ・ジョンヒョプ

K-POPが日本の音楽シーンを席巻し、動画配信サービスでは韓国ドラマが人気コンテンツ上位に並ぶなか、本作はヒロインの相手役に韓国の若手人気俳優チェ・ジョンヒョプを起用。日本地上波連ドラの新たな挑戦になったが、第1話の平均世帯視聴率は5.5%(個人視聴率3.2%)と数字的には微妙な結果となった。

一方で、SNSでは好意的なリアクションが多く見られる。そんな第1話を考察し、視聴者層や日韓ドラマの特徴などを分析したい。

韓国の人気俳優を起用した

本作の目玉は、ナチュラルなかわいらしさと演技力を兼ね備える主演の二階堂ふみと、男性1番手の相手役として韓国で人気のチェ・ジョンヒョプの共演だ。

チェ・ジョンヒョプは、出演作『わかっていても』のほか、男性1番手のメインキャストを演じた『無人島のディーバ』がNetflixで配信され、日本でも韓国ドラマファンを中心に人気を得ている。

そんな2人が、国境と文化を超えたド直球の日韓男女のラブストーリーで共演する。

物語は、目が合うと相手の心の声が聞こえてしまう“テレパス“能力を持った主人公・本宮侑里(二階堂)が主人公。知りたくもない相手の「本音」が聞こえてしまうため、恋愛を長い間諦めていたなか、料理配達のアルバイトをしていた韓国人留学生のユン・テオ(チェ・ジョンヒョプ)と出会う。

明るく人懐っこいテオは勉強中の日本語を話すが、漏れ聞こえてしまう心の声は韓国語なので、侑里には意味がわからなかった。しだいに太陽のように明るくストレートなテオの存在が、恋愛に対して閉ざされた侑里の心を解かしていくファンタジック・ラブストーリーになる。

第1話は、韓国語のナレーションできれいな海と半島の風景からはじまる韓ドラらしいオープニングではじまった。

冒頭のキャラクター紹介的に映し出される侑里は、仕事場で興奮すると気性が荒くなるアクティブな女性で、空腹になると怒る。これも韓ドラによくある主人公に寄せている印象がある。

明るくて元気なテオは、素直で周囲からかわいがられ、恋愛に対して真っ直ぐでピュアな性格。こちらも韓ドラでよく出てくるかわいらしい好青年だ。

一方、ロケーションが日本であることのほか、ドラマのテンポや効果音など、細かな演出は日本の連ドラを踏襲している。

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