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「服を捨てたらオシャレになった」アラ還男の変身 たくさん服を持っていてもおしゃれとは限らない

東洋経済オンライン / 2024年1月28日 7時20分

結婚してからもしばらくは服を捨てしぶり、断捨離しろと言うと洋服をひっぱり出して眺めては「懐かしいなぁ。このJUNの服は高かったねん」とか「見て! バーゲンで300円で買ったTシャツ、安いでしょ?」とか思い出を語り、その後1回だけ80年代に流行した肩パッドの入ったぶかぶかのジャケットや、セールで買ったド派手なオレンジのTシャツを着て、満足しては洗濯カゴに放り込むという繰り返しで、服は一向に減りませんでした。

捨てられない夫が洋服を手放しておしゃれになった話

夫の服装は昔からトンチンカンだったようで、兄弟にも少しバカにされたような口調で「お兄ちゃんの服は派手だから、目じるしになって待ち合わせにちょうどええわ」と言われたりしていて、私だったら傷つくけどなぁと思ったりしたのですが、本人は全く気にした様子もなくニコニコしています。

夫のそういうおおらかさを好きになったので、まあ仕方ないなと諦めていたところ、その後いろいろあって、90㎡のマンションから、50㎡のマンションに引っ越すことになり、洋服が入りきらなかったために、かなりの量の洋服を断捨離。旦那は奇妙な服装をしなくなりました。

その後30㎡のマンションに引っ越す際にさらに洋服を断捨離。休日出勤したら会社の同僚に「いつも、私服がおしゃれですね」と、言われるようになりました。

夫は自分が気に入っていて、ほかの人からの評判も良い服「小花柄のシャツ」「シャツのインナーは黒のVネックのカットソー」「デニム」「スニーカー」という私服の組み合わせを残して、残りの服を手放すことで、私服を制服化。コーディネートを固定することで、おしゃれなおじさんに変身したのです。

夫は別に流行のファッションもチェックしていないし、新しい服を積極的に買うこともありません。ただただ持ってた洋服を断捨離して、お気に入りの服を残しただけです。そうしたら、コーディネートに悩むことなく、クローゼットの服をちゃちゃっと着るだけでおしゃれだと褒められるようになりました。

シンプルなファッションで「私服を制服化」すると多分失敗する

「私服の制服化」というと、アップルのスティーブ・ジョブズが有名です。黒のタートルネックセーターと、デニムとスニーカー。「私服の制服化」はなぜかシンプルな服装というイメージがつきものなのですが、個人的には、シンプルなセーターやら無地のTシャツやらを買い揃えるのは危険だなと思います。

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