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「ストロング系」毎日10缶飲んでた私に起きた異変 悪いのはお酒か、自分の弱さか、コロナか…

東洋経済オンライン / 2024年1月30日 13時0分

学生時代から「眠れないので酒を飲む」ことはあったが、社会人になってからは「酒を飲まないと眠れない」状態になってしまった。単純にプレッシャーや嫌味に弱いのだ。

当初はアルコール度数25%の芋焼酎や37.5%の韓国産のウォッカなど、度数の強い酒をラッパ飲みしては無理やり眠りについていたのだが、徐々に胃が荒れてくるのと飲む量が増えていったため、「いずれ一晩で一升瓶を飲み干してしまうのではないか?」と怖くなってしまった。

アルコール依存症への平均的なプロセスだが、「機会飲酒」から「習慣飲酒」に変わってしまったのだ。

この時点ですでに酒に飲まれていたのは明らかだが、時を同じくして『ニュースウオッチ9』(NHK)やウェブメディア「BuzzFeed」の国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部部長、薬物依存症センターセンター長である松本俊彦氏のインタビューなどで「ストロング系が危ない」ということを知った。

「コスパがいい」でストロング系を飲むように

当時、20代前半だった筆者は給料も少なく、貯蓄もない。

それにもかかわらず、毎晩、度数の高い酒を飲んでいたわけなのだが、飲むペースが早くなるとその分、出費が増える。

そこで、試しにストロング系の缶チューハイをいくつか買って飲んでみたところ、何缶か飲んだところで酔いが回ったようで、気づいたら眠りについていた。

「これは焼酎やウォッカを飲むより、コスパがいいや」

そこからは、冒頭で紹介したようなストロング系を毎晩飲む生活が始まった。瓶の酒は1000円を超えるのに、飲みすぎると最悪2日でなくなるが、ストロング系は500ml缶でも200円しないため、持ち金のなかった筆者にとっては救いになった。コンビニで売っているペットボトルのコーラよりもストロング系は安いのである。

それに、原液を直接飲むわけではなく、人工甘味料で味付けされたアルコールのため、胃が荒れることもなく、飲み切りの缶なので飲み過ぎる心配もない……。

当時は夜遅くに帰ることが多かったため、ひとり暮らしの筆者は夜中まで開いているコンビニや弁当屋で唐揚げ弁当など、揚げ物を買って晩酌していたのだが、ストロング系は揚げ物に合う。

そして、居酒屋で飲むのと違って、家で大量に飲む分には人に迷惑をかけることもないのである。なにより、安い。

毎晩、コンビニでストロング系をどれか1缶選び、それでカロリーの高そうな弁当を流し込む……。

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