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「ストロング系」毎日10缶飲んでた私に起きた異変 悪いのはお酒か、自分の弱さか、コロナか…

東洋経済オンライン / 2024年1月30日 13時0分

さらに、昼過ぎまで寝ていると食欲もなくなるのか、1日1食になってしまった。というか、仕事とプライベートの時間の境目がなくなってしまったのと、人と会えないストレスから夜中にコンビニ(もしくは牛丼屋)の脂っこいお弁当を2つ買い、それを5缶のストロング系で流し込むことしか楽しみがなくなった。むしろ、1日の楽しみは飲酒しかないのだ。

そして、コロナ禍に入って1年が経ち、緊急事態宣言も解除されたが、今度は「時短営業」で飲食店の営業時間が夜20時までになり、その影響で渋谷や新宿の若者たちの路上飲みが増えると「路上飲み防止」などと東京都が言い出した。

それでも、東京五輪はやるというのだから、国や行政のあり方に不満を募らせるようになり、せめてもの「抵抗運動」として帰り道にストロング系を1缶(これで計6缶)飲むことにした。

このアクションが国に与えた影響は何もなかったのだが、当時は繁華街の近くに住んでいたため、毎晩ストロング系の缶を飲みながら帰っていると、ガールズバーやキャバクラのキャッチから声をかけられなくなるのまでは良かったが、「オッス! スト缶(ストロング系の缶の略)のアニキ!」と顔を覚えられてしまった。

外でストロング系を飲むことに躊躇がなくなってしまい、最寄り駅から2つ前の駅で降りてストロング系を飲み続けながら、帰路につくことが楽しみになった。運動不足の解消にもなるのだが、家に着くとまた5缶飲んでしまう。

こうなってしまうと、徐々に飲む時間が早まっていき、飲みながら帰りたいがために、18時に仕事を終えたのはいいが、その後日付が変わるまでストロング系を飲みながら歩き回るようになった。もはや、仕事よりも飲むことが優先されてしまう「精神依存の重篤化」である。

いよいよ、「連続飲酒(酒を数時間おきに飲み続け、絶えず体にアルコールのある状態)」に陥ってしまい、テレワークが終了して出社が許可されるようになると、昼間に3缶ストロング系を飲みながら出社して、夕方に休息がてら勤務先周辺を歩き回りながら3缶路上飲み。

そして、帰り道にまた3缶飲みながら帰路につく(飲み歩きしやすいように、冬場はジャケット、夏場は胸ポケットが2つあるシャツを好んで着るようになった。なぜなら、補充の缶はポケットに入れたまま歩けるからだ)。

さらに、家でもまた飲むのだから、1日にもう一体自分の体内にどれほどのアルコールが入っているのかすら、わからなくなってしまった(アプリのシーサーはとっくに倒れている)。

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