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「ストロング系」毎日10缶飲んでた私に起きた異変 悪いのはお酒か、自分の弱さか、コロナか…

東洋経済オンライン / 2024年1月30日 13時0分

そんな生活を続けていると、人間は徐々に耐性がついてしまうようで、当初は1缶で泥酔状態に入ることができたが、次第に一晩で飲む缶の量も増えていき、結果的に350mlを2缶、500mlを3缶と合計5缶飲み干すようになった(2缶、350mlなのは健康志向なわけではなく、当時はコカ・コーラの9%の檸檬堂がまだ350mlの缶でしかなかったからである)。

アルコール依存症の治療でいわれる、「耐性の形成」だ。

耐性がつき、1缶から5缶へ…

ただ、この摂取アルコール量は厚生労働省が定義する「生活習慣病のリスクの高い飲酒量」の男性の1日あたりの純アルコール量である40g以上を優に超えてしまっている。さすがに、これ以上の量を一晩で飲み切ることはできないので、しばらくは毎晩コンビニで5種類のストロング系を選んで帰る日々が続く。

さらに、冒頭でも紹介したが、各コンビニで取り扱っているブランドが異なるため、ストロング系のためにわざわざ遠くのコンビニまで買い物をすることもあった。

もともと、アルコール耐性が強いのか、二日酔いになることはほとんどなかったが、これだけの量を一晩で飲むとアルコールを分解するために丸一日かかるため、日中も吐息は酒臭かったと思う。

当時、スマートフォンに沖縄県が開発した「うちな~節酒カレンダー」という、日々の飲酒を記録するアプリを入れていた。

これは「どのようなお酒を何杯飲んだのか?」ということを記録して、飲み過ぎを防ぐためのアプリで、例えば「ビールを1缶」飲むと画面上のシーサーがニコニコ顔で「ほろ酔い期」となり、ストロング系を2缶飲めば目がグルグル回っているシーサーが「酩酊期」を示してくれるものだ。

ただ、筆者はこのシーサーに毎晩150g以上のアルコールを飲ませていたため、常に「昏睡期」に陥らせてしまい、シーサーは小便を垂らしながら、白目をむいて倒れていた。

毎晩飲む量は多いが、それでも5缶飲めば泥酔状態で楽しくなり、嫌なことをすべて忘れて、翌朝は少し酒が残っている気はしながらも、普通に生活を送ることができた。

コロナ禍でさらに酒量が増加

しかし、2020年に新型コロナウイルスが蔓延。出社する必要がなく、テレワークで仕事ができるようになった。多くの報道ではこの「巣ごもり期間」で人々の酒量が増えたといわれているが、いくら家から出なくてもいいからといっても、筆者は昼から飲酒することはなかった。

ただ、巣ごもり期間が長引くにつれて生活リズムが悪化。朝、出勤する必要もなくなったため、昼頃に起き上がり深夜まで仕事をする生活に変わると、必然的に睡眠のメカニズムが壊れていき、ストロング系を5缶飲んでも徐々に眠れなくなった。

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