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ウェンディーズ「外国人向けLセット」成功の理由 人気の「マッシュルームバーガー」を進化させた

東洋経済オンライン / 2024年1月31日 12時0分

ウェンディーズ・ファーストキッチンはセット価格が2000円以上する高級バーガーをなぜ発売するのか。写真はウェンディーズ・ファーストキッチン六本木店(撮影:尾形文繁)

秋冬は期間限定バーガーとして、キノコ(風味)を使ったバーガーが出回る。2023年も以下の通りとなった。

【写真で見る】「トリュフ&マッシュルームメルトバーガーダブル」。人気のマッシュルームに、トリュフをダブル遣いした、味も値段もリッチな商品

【フレッシュネスバーガー】生どんこ椎茸の黒酢あんバーガー、マッシュルームチーズバーガー(各830円・9月6日〜10月17日)
【バーガーキング】マッシュルームワッパー(790円・10月16日〜)、マッシュルームワッパー冬辛(790円・12月1日〜)
【ウェンディーズ・ファーストキッチン】マッシュルームメルトバーガー(750円・11月22日〜)
【モスバーガー】一頭飼い 黒毛和牛バーガー シャリアピンソース 〜トリュフ風味〜(860円・11月15日〜12月下旬)

キノコは旬の味覚として魅力的であるばかりでなく、野菜でヘルシーなのに、濃厚な味わいや香り、独特の歯応えがガツンと食欲に訴える素材だ。バーガーの主役であるビーフパテやチーズとの相性もいい。応用性が高いので、同じ素材を使っても、それぞれのチェーンの個性がわかる商品となる。

インバウンドを視野に入れた高価格帯バーガー

中でもウェンディーズ・ファーストキッチンは、マッシュルームメルトバーガーを発展させた高価格帯バーガー「トリュフ&マッシュルームメルトバーガーダブル」(以下トリュフバーガー)Lセット価格2350円などを11月9日に発売。

インバウンドを視野に入れた「二極化戦略」の一翼を担う商品として期待をかけている。

同商品は、マッシュルームメルトバーガーをベースに、パテをダブルにしたうえ、刻んだ黒トリュフソースと白トリュフオイルと、こちらもダブル遣いでトリュフらしいぜいたくな香りを強調したバーガー。

パテをチキンフィレに変えた「トリュフ&マッシュルームメルトチキンフィレバーガーダブル」(Lセット価格2050円)と2種類を、新宿南口店、六本木店など東京・大阪・京都の12店限定で発売した。

ウェンディーズ・ファーストキッチンのマッシュルームメルトバーガーはもともとアメリカのレシピで、日本では2015年に発売。その名のとおり、とろけるような味と食感が人気で、この商品の販売期間における全客数の、およそ1割が購入する冬場の定番となっている。

新たなトリュフバーガーでは、たっぷりのチーズとマッシュルームに、さらにトリュフが加わることで濃厚さが増している。嗅覚から感じる濃厚さなので、しつこくなく、奥行きが出た感じだろうか。トリュフソースに加えてトリュフオイルを使ったことで、味と香りが長持ちするという。

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