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ひろゆき「都内の異業種交流会がパッとしない訳」 起業家コミュニティー「サミット」成功の秘訣

東洋経済オンライン / 2024年2月3日 10時30分

ひろゆき氏は、都会のいいホテルやホールよりも、情報の少ない隔絶した場所のほうがイベントの成功率が高くなると話します(Mac/PIXTA)

第42代アメリカ合衆国大統領のビル・クリントン、アマゾン創業者のジェフ・ベゾス、グーグル元CEO(最高経営責任者)のエリック・シュミット、ChatGPTを開発したOpenAIのサム・アルトマンCEO――このそうそうたるメンバーが参加するアメリカ発の起業家コミュニティーがある。その名も「サミット」。

『MAKE NO SMALL PLANS 人生を変える新しいチャンスの見つけ方』は、4人の無名な “ビジネスのど素人”だった若者が、失敗と無茶を繰り返しながらサミットを立ち上げる過程を描いた、波瀾万丈のノンフィクションだ。

日本最大の電子掲示板「2ちゃんねる(現5ちゃんねる)」の設立者である「ひろゆき」こと西村博之氏が、本書を一気読みして感想を語った。

突き抜ける大胆さがブランド化する

起業家コミュニティ「サミット」のことは、ホワイトハウスや豪華客船でやっているやつねというイメージでしか知りませんでした。お金持ちの人たちがやっているのかなと思っていたんですよね。

【写真を見る】ベストセラー『サードドア』の著者の師匠が書いた起業ノンフィクション

何の後ろ盾もツテもない20代の4人組が、毎回クレジットカードを限界の枠まで使うというギリギリでやり始めたこと、そして、ホワイトハウスでの開催は、本当にたまたまだったということなどがわかって、面白いなと思いました。

成功したポイントは、「大胆な計画しかやらない」という、その覚悟だと思います。

参加する側から見ても、面白さがありますからね。堅実なプランなら、同じような企画をやっている会社はいくらでもあります。

要はブランド作りです。他と同じことをやっていたら、絶対にブランドは作れません。

堅実にやった方がいいよねという考えを捨てて、誰もやったことのないことをやるべきだよねという思考で突き抜けて進んだ結果が、大成功に結び付いているんですよね。

普通に食べていく程度の稼ぎなら、他と同じようなことやっていてもいいでしょう。イベント会社はいくらでもあります。でも、変わったことをやるからこそ集まる人たちもいます。そこをターゲットにした方が利益率は高いという話です。

日本中で、異業種交流会が行われていると思いますけど、「サミット」のようなレベルのものはありませんよね。いかにブランド化して、他とは明確に違うものができるかどうかが、ビジネス面でのポイントなのかなと思います。

隔絶された場所に集まる効能

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