「カワイイって言えよ!」地下アイドル、変えた一言 "諦めグセ"も変えた?「ヤギヌマメイ」誕生秘話
東洋経済オンライン / 2024年2月4日 8時0分
「セルフプロデュースの初期にまだオリジナル曲がなかったころ、カバー曲を歌っていたのですが、ステージングの原型はこの頃のカラオケですね。なんかイスから落ちてあざができるくらいはしゃいでました(笑)」
「きゃりーぱみゅぱみゅ」に憧れた高校時代
そんなヤギヌマは、カラオケで歌うことは好きだが、あくまでそれは遊び。本人の心は原宿にあった。
当時、ものすごく影響を受けたのが「きゃりーぱみゅぱみゅ」。彼女のファッションや生き方に憧れ、自身もカラフルなファッションに身を包み原宿を歩いていた。
「右足ピンク、左足水色みたいなファッションで歩いてましたね。ファッション誌とかのカメラマンから声かけられないかな、みたいな感じで原宿にいましたね~。声かけられることなかったんですが……」
そして高校卒業後は、声優の養成所に通い始めた。高校時代に遊んでいた友達にアニメ好きが多く、その影響を受けた。ヤギヌマ自身も映画が好きだったこともあり、洋画の吹き替え声優になろうと思い立った。
「2年間通いました。発声練習とかセリフ読みやダンスとかもあって。でも最終的に事務所に所属するためのセレクションがあるんですけど、それに落ちちゃって。結局それで諦めました」
吹き替え声優を諦めたヤギヌマは、アパレルショップで働き始める。
とはいっても、自らが希望する原宿系のアパレルブランドはことごとく面接で落ち、好みとは真逆のベーシックなブランドで働き始める。自身の趣味とは合わない場所での仕事はヤギヌマ自身が言うところの「やりがいがなくつまらない日々」を過ごしていた。
「毎日、服を畳んでは揃えてを繰り返してました。まだアイドルになる前ですね。20~21歳ぐらいの頃。つまらない人生でした」
3年目に差しかかった頃、職場でのトラブルに巻き込まれ、バイトを辞めることとなる。残念ながらアパレルショップでの仕事も自身の好きなブランドで働くことなく、ここでも中途半端に終わってしまう。
職場での人間関係で傷ついたこともあり、バイトを辞めた後は、実家で引きこもることになった。
「実家に引きこもっていましたね。メンタルもやられていたので。そうしたらやっぱり母親は心配するじゃないですか。『そろそろ働いたら?』って。だから言われるのが嫌で、友達の家に避難してたんですよ。そうしたら、その友達が『やることないならアイドルにでもなったら? なんかオーディションいっぱいあるし応募してみなよ』って。今思えば適当ですよね。でも私もやることないし『じゃあ、やろう』って応募しました」
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