「大会場でライブしたい」地下アイドルの大胆秘策 「個人では相手にされず…」ヤギヌマメイの挑戦
東洋経済オンライン / 2024年2月4日 8時1分
ライブアイドルといっても今や様々だ。テレビの地上波に出ずともアリーナや武道館など大きな会場を埋めるアイドルから、小さなライブハウスやイベントスペースでライブをするアイドルなど、その規模も多様を極めている。
そんな中で、あえてセルフプロデュースアイドルとして活動し、なおかつ自ら起業するアイドルがいる。ヤギヌマメイもその一人だ。
ソロアイドル・ヤギヌマメイは、株式会社ぬぬぬの代表取締役でもある。
ソロアイドルの彼女が、なぜ会社を立ち上げたのか。その裏にはライブアイドルにおける社会的信頼の弱さという現実があった。
*この記事の前半:「カワイイって言えよ!」地下アイドル、変えた一言
所属タレントは自分のみ。「株式会社ぬぬぬ」を設立
ここに1枚の大きなチケットがある。
【写真を見る】「カワイイって言えよ!」今の強気なスタイルが人気の地下アイドル「ヤギヌマメイ」さん、その素顔
値段は500円。紙には大きく「約束チケット」とワンマンライブの目標とする会場名と開催予定の「2025年7月」が書いてある。この会場がチケットの販売者、ヤギヌマメイの目標とする場所だ。
セルフプロデュースのソロアイドル・ヤギヌマメイ。
今年、9年目を迎える。2016年のデビューからずっとフリーランスとして活動し、2021年に「株式会社ぬぬぬ」(以下、「ぬぬぬ」)を設立した。
現在、所属タレントは自分のみ。そして自らが代表を務める会社である。
フリーランスを長く続けてきたヤギヌマが、一体なぜ起業に至ったのか。そこにはフリーでソロアイドルであるゆえの苦悩があった。
現在、ヤギヌマは毎月1~2本、主催イベントを行っている。
ライブ会場とのやり取りはもちろん、出演者のブッキング、各種告知、リリースの作成など様々な業務を、アイドル活動の傍ら「ぬぬぬ」の代表として行っている。
これがいかに大変なことかというと、普通にこのイベント企画・運営を専門の仕事として行う企業や個人が存在するというところで、だいたいは理解していただけるだろうか。とにかく大変なことが多い。
筆者も定期的に音楽イベントを開催しているが、様々な雑務が多く、その大変さを実感している。それをアイドル活動の傍らでかなりの本数を行うのだから、それだけでもすごいことだ。ちなみにヤギヌマの年間ライブ本数は、ゆうに200本を超える。
もちろん数だけで言えば、毎日ライブをやっているアイドルもいるような世界なので、そこを一概に競うものではないだろう。だが、ワンステージ、ワンステージ真剣にこなすとなれば、この数は相当なものになる。
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