1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

難関資格の合格対策で失敗しない「唯一の方法」 休みを取らずに動き続ける人はごく一部

東洋経済オンライン / 2024年2月5日 18時30分

働きながら独学で資格勉強をする場合、失敗しないために重要なことがあります(写真:HM/PIXTA)

読売新聞社記者などを経て、働きながら独学で司法書士試験、公認会計士試験に合格した石動龍氏による連載「あらゆるスキマ時間で集中学習! 無駄ゼロ独学術」。エンターテインメントコンテンツのポータルサイト「アルファポリス」とのコラボによりお届けする。

■失敗する人は、休みを重視していない

私は上司も部下もなく、比較的ストレスフリーな働き方をしているものの、金曜日はなんとなく土日の予定を考えながら過ごしています。土日も働くことになったら、お金をもらえるとしても、気は進みません。

何が楽しみで生きているかを考えたとき、「労働」や「勉強」と答える人はほとんどいないでしょう。一部の変人を除いて、休みの自由時間が楽しみだと答えると思います。

これは、資格試験に挑戦している期間にも当てはまります。資格試験に失敗してしまう多くの人が間違っている点として、「休みを重視しない」ことが挙げられます。

これまで、弁護士や同業の公認会計士など、多くの士業の方に会ってきました。ほとんどの人は、ごく普通の暮らしをしています。超人ではありません。私も含めて、月曜から金曜まで働き、土日に出かけたり休んだりして、リフレッシュを経てから業務に戻ります。

休みを取らずに機械のように動き続ける人はごく一部です。一部の天才を除き、普通の人がそのような働き方をしたら、心と体が疲れきってしまうことは目に見えています。よい成果を出すには、しっかり休むことが重要です。

受験勉強中も、これと変わりません。つまり、休まないと勉強効率が落ちるので、心と体をメンテナンスする日を作ったほうがよいのです。

繰り返しになりますが、挑戦を始める際には、余裕時間をすべて勉強にあてるのではなく、休みを必ず確保してから、勉強の計画を立てるべきです。

私の場合は、原則として日曜日を完全休養日にしていました。模試がある場合は土曜日を休みに振り替えたり、土日の両方で模試がある場合は、月曜日を休んだりするなど、柔軟に対応していました。

週に1回「必ず」休養する

気をつけていたのは、週に1回のペースで必ず休養することです。仕事のない土曜日に勉強する場合も、1日中努力することは避けていました。18時ごろには机に向かうのをやめ、夜と日曜はゆっくり時間を過ごしていました。

それに加えて、勉強中も次のページの図のように、こまめに休憩を取っていました。30分ごとに目をつぶるなどの1~2分の小休憩、1時間ごとに5分のしっかりした休憩を入れて、メリハリをつけていました。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください