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若手の心をヘシ折る「陰湿フィードバック」3大NG 「アドバイス」のつもりが"パワハラ"になる理由

東洋経済オンライン / 2024年2月5日 9時0分

例えばですが、パチンコ玉を隣同士で投げても痛くありませんが、高層ビルの上から投げて当てたら死んでしまう可能性もあります。

死なずともかなり重傷を負ってしまいます。

人間関係においても同様で、役職や年次が上がっていくと他愛ない言葉が突き刺さってしまうのです。

あなたは冗談で言った「ばか」「もっと頑張れ」という言葉も社長が新入社員に言うと、新入社員は「僕は本当にばかなのかもしれない」「おれは頑張りが足りないダメ人間なのかもしれない」と心の底から思ってしまうのです。

しかしこの理論は逆を言えば、「褒めること」や「感謝すること」などポジティブなメッセージを伝える際に利用すると、メンバーのモチベーションを高めることができます。

自身の役職や年次が上がることによって変わる影響力を理解した上で伝えることで、メンバーのモチベーションを低くすることも高くすることもできるのです。

前述にもある通り、「相手目線」を持つことはかなり難しいです。

ですので、まずは今自分がどの立ち位置にいるのかを理解するようにしましょう。

フィードバックは10分までにする

部下へフィードバックするのは10分と時間を決めて行いましょう。

私が人事コンサルとして様々な組織を見てきた中で感じるのは10分を超えてフィードバックをし続けると、その中に感情(特に怒り)がどうしても入ってきてしまうなと感じています。

フィードバックをしている本人はそんなつもりがなく、相手のためを思っての「指摘」がどんどん「怒り」のメッセージへと変わっていってしまうのです。

当たり前のことですが、上司も人間です。

怒りを覚えたり、感情的になること自体は悪いことではありません。

ただ、それを部下に直接的にぶつけてしまうことが問題です。

あくまで「指摘」と「感情」は分けてフィードバックを行えると良いでしょう。

私の経験則で言うと、この「指摘」と「感情」のすみ分けは、普段どれだけロジカルな人でも起きてしまっている現象ですので、あえて時間で区切って行っていくのが良いでしょう。

中北 朋宏:俺 代表取締役社長

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