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「クヨクヨ悩む」を一瞬で消す"超すごい"方法3選 「未来」を考えると「心の自由」がなくなる深い訳

東洋経済オンライン / 2024年2月9日 11時30分

「行動なんて難しい」という方には、とっておきのコツがあります。

「なるべく小さく始めること」です。

そもそも、多くの人が考える「最初の第1歩」は大きすぎるのです。

例えば、「朝起きるのがつらい人へのアドバイス」というと「生活習慣を整える」「定期的な運動をする」など、かなりハードルの高い事柄が挙げられることがあります。

たしかにそれは有効でしょう。

でも、起きる努力をするなら、まずはベッドで足の親指1本を動かしてみることからでも十分なはずです。

クエンティン・タランティーノの傑作『キル・ビル』に次のようなくだりがあります。

4年間の昏睡から目覚めたユマ・サーマンは下半身が麻痺しており、立ち上がるまでに13時間かかるのですが、はじめに挑戦したのは右の足親指を動かすことでした。

プロの殺し屋らしく、決して慌てません。

ユマ・サーマンいわく、指を回せれば「関門は突破」だそうです。さすがタランティーノです。

このようにランニングを始めようとするのであれば、遠くを目指して走り出すのではなく、まずは近くのコンビニに買い物に出てみる。

勉強を始めようとするのであれば、いきなり教科書を開くのではなく、YouTubeで関連動画を見てみる。

仕事を始めようとするのであれば、いきなり作業に着手するのではなく、近くの同僚に話しかけてみる。

「始めたいこと」に関連する行動なら、どんなにささいなアクションでも構いません。

ストレスにならないように、できるだけハードルを下げて「スムーズに開始できること」から始めましょう。

そのうちに「不確実な未来」を憂える不安を、遠ざけられるはずです。

方法② 思い込みを克服する

人はともすれば悲観的な方向にばかり、不安を感じてしまいがち。

現実を歪んで捉え、ありもしない未来を思い描いてしまうのです。

だから「それは単なる思い込みではないか?」と冷静に自問する姿勢が大切です。

アメリカ、NTSB(国家運輸安全委員会)の調べによると、飛行機での死亡率は、0.0009%、一方、自動車では0.03%だそうです。

つまり、自動車のほうが飛行機に比べて圧倒的に危険な乗り物ということです。

でも、頭でそうわかってはいても、皆さんは、自動車には気軽に乗り、飛行機には緊張するのではないでしょうか? 

少なくとも私はそうです。

こうした心理は、専門的には「信念体系の歪み」と呼ばれています。

このように私たちは、一度、思い込んでしまうと、それがたとえ事実ではなくても、なかなか振り払えなくなります。

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