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「クヨクヨ悩む」を一瞬で消す"超すごい"方法3選 「未来」を考えると「心の自由」がなくなる深い訳

東洋経済オンライン / 2024年2月9日 11時30分

ましてや、自分自身で気づくことなど、さらに難しいことです。

とはいえ、こうした思い込みは私たちの自由を縛る重たい負担となるので、できる限り手放さなければなりません。

「断ち切れない思い」というものはたしかにある、と言いたくなります。

でも、それは実はただの思い込みである可能性が高いのです。

思い込みを手放しても、弊害などありません。

あなたも、周りの人も、不利益をこうむることはありません。

ですから視点をズラし、勇気を出して、思い込みを手放してください。

難しいと感じる場合、「思い込みかもしれない」と自分自身を疑うところから始めてみるのがおすすめです。

方法③ 現在に意識を集中する

不安にかられている状態とは、「いま、ここ」がおろそかになっている状態です。

意識的に、現在の瞬間にフォーカスをしましょう。

貴重な自分の人生を、取り戻しましょう。

実はこの教えは、太古の昔から説かれ続けている教えです。

古代ギリシャの「ストア派」をご存じでしょうか。

この哲学の流派は、エピクテトスやセネカ、マルクス・アウレリウスといった著名な思想家たちを輩出しました。

彼らの思想、「ストア哲学」や「ストア主義」とも呼ばれる考え方は、心の平和とバランスを追求することを重視していました。

ストア派の思想は、実は、現代の自己啓発の源流の一つともいえるものです。

それは、「制御できるもの」と「制御できないもの」を明確に区別するという考え方を強調していました。

彼らは、外部環境や出来事は制御することはできないと考えましたが、他方で、自分自身の判断や反応、つまり、それらの出来事に対する態度は制御できると考えたのです。

この視点は現代でも心の整え方における重要なテーマです。

つまり、自分自身の意識と注意に焦点を当てることで、出来事や他者の行動から自分を解放しようという考え方は、ストア派の哲学者たちが何千年も前に理解していたものなのです。

ストア派に由来する考え方は、過去を悔やんだり未来を心配したりする代わりに、現在に集中し、自分が直面している状況「いま、ここ」に最善を尽くすことを強調します。

しかし、それは過去や未来を完全に無視するというよりも、それらに対する私たちの反応をコントロールするという視点から来ています。

したがって、現在の瞬間に集中することは、自分自身の反応を制御し、自分の感情を平穏に保つための一つのコツといえます。

ここまでお話ししてきた3つの方法を、実生活でどのように活用すればよいのか、実例を挙げてみましょう。

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