耐熱容器で"レンチン"50歳からのひとりごはん 子ども独立後は「作りすぎない」を肝に銘じて
東洋経済オンライン / 2024年2月10日 18時0分
「食べられる量が減った」「つい作りすぎて余らせてしまう」「3食作るのが面倒」「自分の料理に飽きた」……。
子育てが終わり、50歳を超えるころ、日々の食事と食事づくりに変化を感じる人も多いのではないでしょうか。料理家の本多理恵子さんもその一人。ひとりごはんが日常となった本多さんは、今までのレシピをよりシンプルに、作りやすく工夫を重ねた「ひとり分の超簡単メニュー」を提案しています。
本稿では本多さんの著書『50歳からのひとりごはん 少量・手抜き料理で生きていく!』から一部を抜粋、編集し、フードコンテナ(耐熱容器)を使ったお手軽レシピをご紹介します。
*外部サイトでは写真をすべて見られない場合があります。その場合は本サイト(東洋経済オンライン)内でご覧ください。
「作りすぎない・食べすぎない」
【心の声】ひとり分の調理って意外と面倒で難しい
→【提案】ひとり分でも簡単美味しいフードコンテナ調理
50歳になって、そもそも食べられる量が減りました。
【画像で見る】ひとり分のキーマカレーや回鍋肉を“レンチン”で簡単に作る方法
目で見て「これなら食べられそう」と思っても、実際は途中でギブアップすることが多くなり、自分の胃袋のキャパを再認識することになります。
気持ちばかり若くても、体は確実に変化していくんですね……(遠い目)。
味の好みも変わりますが、まずは食べられる量が確実に少なくなっていることを受け入れないと、作りすぎ、食べすぎに悩まされることになります。
外食でも頼みすぎないように気をつけますが、自炊においても、「食材を買いすぎない・ためすぎない」はもちろん、「作りすぎない・食べすぎない」を心がけたいものです。
家族のためにお弁当や塾弁まで用意していたころは、自分が「ごはん作りマシーン」と化していたので、それはそれで終わりなき苦痛でした。当時は、献立に悩むのはもちろん、とにかく「満腹にさせる」ために一定量を作り上げることも重要なミッションでした。
しかし息子が高校を卒業したことでお弁当作りが終わり、さらに大学に入学したタイミングで、私も「家族のために作るごはん」を卒業。実に20年ぶりに夫婦二人の生活となりましたが、夫はほとんど家でご飯を食べないので、実質ひとりで食べることが多くなったのです。
「ひとりごはん」は自分が食べきれる量を作ること、それを意識しなければなりません。うっかり以前と同じテンションでカレーを作ればいつまでも食べ続けることになり、あれこれ具材を入れて作ったおでんは男子高校生でも食べきれない量ができあがってしまいます。
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