1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

「11浪で早稲田合格」今も彼が抱く"浪人への後悔" 大学卒業後は40代でIT企業勤務にも挑戦した

東洋経済オンライン / 2024年2月11日 7時30分

3年生のときに脳出血を起こしたために就職活動ができず、卒業してからも浪人時代から続けていた派遣の仕事をしていたそうですが、40代になってからIT企業勤務にも挑戦。現在は転職し、テクニカルサポートの仕事をしていると語る東さん。

大学を卒業してからも新しく挑戦を続けている東さん。40代後半を迎えた彼は今、青春時代の多くを占めた浪人の日々を振り返ります。

「浪人は人生のリアルだと思います。それなりにいい大学に行けば、人生が成功できるかもしれないという状況に置かれていても、自分は1年すら勉強し続けることができませんでした。『現役で頑張れない人間が、浪人で頑張れるわけがない』と現役生に言われたことがありますが、自分すらもそう思っている部分があります。

でも、自分が新聞配達をしながら浪人をしていた時期、きつい仕事と両立して、2浪で志望校に受かった子も周囲にいました。そういう人にとっては、苦労が実る浪人はプラスだったわけです。

僕が今、人生に大成功していると『浪人をしてよかった』と胸を張って言えますが、結果が出ていないのでそうは言えません。そういう点では、浪人を経験してよかったと思えるかどうかは、自分が置かれた環境でどれだけ頑張れるかだと思います」

10年以上に及ぶ浪人で自分の弱さを知り、挫折を味わった東さん。「恵まれていることを知るべき」と言われていた精神的に幼かった彼は、長い浪人生活を通して、俯瞰で物事を見る大人の考え方を手に入れたのだと思いました。

東さんの浪人生活の教訓:やってよかったと思えるかどうかは、置かれた環境でどれだけ頑張れたかによる。

濱井 正吾:教育系ライター

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください