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離婚したらマイホームは「売るか・売らないか」 「ローン残高は?」まず確認すべき3つのこと

東洋経済オンライン / 2024年2月13日 11時30分

離婚後「マイホームをどうするか」は難しい問題です(写真:cerisier117 / PIXTA)

結婚して、幸せな家庭を築こうとマイホームを買った。それなのに、何らかの理由で一緒には暮らせない、離婚しようとなってしまった。ということがまったくないとは言えない。そうなったとき、買ったマイホームはどうするのがよいのだろう?  

【図表で見る】離婚後のマイホームを「売却する」理由で「一人には広すぎる」「財産分与しやすい」を上回り最多となったのは何か?

「離婚したらマイホームは売る? 住み続ける? 」と聞いた調査結果がある。マイホームを所有する既婚男女500人(内訳:女性319人・男性181人)を対象に「離婚後のマイホーム」について昨年10月、Alba Linkがアンケート調査をしたものだ。その結果を見ていこう。

離婚してもマイホームに住み続ける理由

まず、「離婚後のマイホームはどうするか」。その結果は、「売る」の37.8%よりも「夫か妻が住む」の58.4%のほうが多いことがわかった。

その理由はどういったことだろう? まず「いずれかが住む」理由を見ていこう。

最多の理由が「子どものため」だ。子どもがいる家庭の場合、「子どもを転校させたくない」や「仲の良い友達から引き離したくない」といった、子どもの生活環境を変えたくないという理由で、親権者が住み続ける選択をする人が多いようだ。

4位の「実家に近いから」という理由も、親との距離感を変えずに済むという、似たような発想からだろう。

2位は「気に入っているから」、3位は「もったいないから」だ。マイホームをこだわって選んだり、マイホームに愛着を感じたりしいてれば、そのマイホームにはプライスレスの付加価値がある。「手放したくない」「せっかく買ったのだから」といった感情が沸くのだろう。

5位以降は「ローンが残っている」「売っても損をする」など、現実的な理由が続いた。

なお、男女別に見ると、女性は圧倒的に「子どものため」が多く、男性の場合は「子どものため」よりも「気に入っているから」がわずかに多かった。購入の際に、男性のほうが住宅ローンを組んでいることが多いので、マイホームへの愛着が強いのかもしれない。

売却理由は「心機一転したい」が最多

次に、「売る」と回答した理由を見ていこう。

最多だったのは「心機一転したいから」と、意外に精神的な理由だった。共に暮らした住まいにはつらい思い出もあるので、すっきりして再スタートを切りたい、ということのようだ。

注目したいのは3位の「財産分与しやすい」という理由だ。売って現金化することは、財産を二分割しやすかったり、ローンの清算ができたりという現実的なメリットがある。その後の関わりもなくなるため、いずれかが住み続けるよりも離婚時や離婚後のトラブルは少ないと言えるだろう。

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