1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

「デュアルSIM」で2つの携帯番号を使い分ける術 1つのスマホで「LINEの2アカウント運用」が可能

東洋経済オンライン / 2024年2月14日 11時50分

2回線で同時に待ち受け可能なデュアルSIM対応のAndroidが増えている。写真はデュアルeSIMに対応したPixel 8(筆者撮影)

2つの通信キャリアの回線を同時に利用する「デュアルSIM」が、Androidスマホにも広がっている。元々は、回線を問わずに使えるSIMフリースマホで一般的な機能だったが、端末に内蔵されたチップに契約者情報を書き込めるeSIMの普及に伴い、2022~23年ごろから物理的なSIMカードとeSIMの両方を使える端末が急増。今では、新たに発売されるスマホのほとんどが、物理SIMとeSIMのデュアルSIM仕様になっている。

【画像】ドコモの音声通話とソフトバンクのデータ通信を組み合わせて使う場合

キャリア変更なしで通信料金を節約できる

これを有効にすると、2回線で着信を待ち受けられるようになり、2つの電話番号を使い分けられる。1枚目のSIMカードを電話に使い、2回線目のeSIMでデータ通信するといったことも可能。うまく組み合わせれば、キャリアを変更する手間をかけずに通信料金を節約することにもつながる。キャリアを分けておけば、災害や通信障害などのいざというときにつながる確率も上がるため、バックアップとしてもオススメだ。

また、端末によってはデュアルSIM設定時に、電話の着信音やSMSの通知音を鳴らし分けることが可能。こうした設定がない端末のために、着信音をSIMごとに切り替えるアプリも存在する。また、それぞれの電話番号で連絡を取れるよう、LINEなどの電話番号に紐づくアプリを2つインストールできる端末も存在する。ここでは、そんなデュアルSIMにまつわる裏ワザを紹介していきたい。

ここ2、3年でeSIMが普及したことに伴い、デュアルSIM対応端末のバリエーションも急拡大している。今では、キャリアが販売する端末のほとんどが物理SIMとeSIMの両方を備えており、2つの回線を同時に利用できる。eSIMは、オンラインで比較的簡単に発行でき、SIMカードのように店舗に行ったり、郵送されてくるのを待ったりする必要もない。設定もシンプル。Pixel 8の場合、「設定」で「ネットワークとインターネット」を開き、「SIM」という項目で「SIMの追加」を選択したあと、「新しいeSIMをダウンロード」をタップするだけでQRコード読み込み用のカメラが起動する。

通信料が安くなる?「デュアルSIM」

デュアルSIMでスマホを使うメリットはさまざまだ。例えば、仕事用とプライベート用で電話番号を分けたいときに、端末を1台で済ませることができる。また、音声通話とデータ通信のSIMカードを分け、料金を節約するといったことも可能だ。節約だけなら番号ポータビリティでキャリアを移ってしまう手もあるが、固定回線とのセット割を受けていたり、家族で契約していたりすると、手間がかかるのも事実。デュアルSIMであれば、データ通信料の安い回線を追加し、元々の回線の料金プランを変更するだけで済む。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください