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フリード+/アルヴェル/ランクル70車中泊最前線 キャンピングカーより手軽、ベッドキット事情

東洋経済オンライン / 2024年2月16日 12時10分

キャンピングカーほどの充実装備はないが、そのぶん手軽で、普段使いの愛車にも取り入れやすい車中泊キットも最近では定番アイテムとなっている(筆者撮影)

アウトドア・ブームが続くなか、クルマの室内にベッドを設置できる「車中泊キット」も人気だ。もちろん、キッチンやダイネット、冷蔵庫などの家電製品を備える本格キャンピングカーほど装備は充実していない。だが、車体を架装し大型化する本格モデルと比べ、ノーマル外装のままで使えることがメリット。通勤・通学や買い物などの普段使いもしやすいし、キャンピングカー初心者でも運転しやすい。

【写真で見る】ホンダ[フリード+]やトヨタ「アルファード/ヴェルファイア」「ランドクルーザー70」などの最新車中泊キットをチェックする

また、自宅近くに狭い駐車場しかない都市部在住者などにとっては、車両の保管がしやすいことも魅力だ。室内に専用キットを装着するだけなので、購入費用も比較的リーズナブル。「とにかく室内で寝られるだけでもいい」といった、キャンプなどのアウトドア初心者には最適だといえる。

東京オートサロンで見つけた最新車中泊キット

カスタマイズカーの大規模展示会「東京オートサロン2024(2024年1月12~14日・幕張メッセ)」には、そうした車中泊の愛好家に向けた新作の車中泊キットも発表された。

ここでは、とくに注目だった3タイプ、ロッキー2が手がけたホンダ「フリード+(プラス)」用、オグショーが発表したトヨタ「アルファード/ヴェルファイア」用、トイファクトリーが開発中のトヨタ「ランドクルーザー70」用といった最新キットを紹介する。

ロッキー2のホンダ「フリード+」車中泊キット

近年、ミニバンをベースにしたキャンピングカーや車中泊仕様車も人気が高い。だが、意外に「あるようで、なかった」のが、ロッキー2(神奈川県横浜市)が展示したホンダ・フリード+用の車中泊キット装着車だ。従来、トヨタの「ノア/ヴォクシー」や日産の「セレナ」といったミドルサイズのモデルにはさまざまな車中泊用の製品が出ているが、コンパクトサイズのミニバンでは、今まであまり設定がなかった。

会場に展示されたデモカーは、フリード+のガソリン車・2WD(FF)。5名乗り・2列シート仕様車だ。フリードには、6~7名乗り・3列シート仕様のスタンダードもある。だが、車中泊用のキットを設置するには、3列目シートを取りはずすなどの大がかりな変更が必要となる。一方、2列シート仕様車であれば、室内もほぼノーマルのままで、簡単に車中泊キットなどが設置できる利点がある。

より運転しやすく、余裕のあるベース車選択

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