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「いい人は損!」ムダな人間関係"手放すコツ"3選 一番大切なのは「頑張る」より「技術」を知ること

東洋経済オンライン / 2024年2月16日 11時30分

でも、もしかすると大変なことにはならないかもしれません。

叱られずにすむかもしれません。

こういうと、あなたをそそのかしているだけのように聞こえるかもしれませんが、手放すことをお勧めする理由はきちんとあります。

実は、人とは意外なほど物事を忘れる生き物です。

ドイツの心理学者によると、人は苦労して覚えたことも1カ月後には忘れてしまうことがほとんどで、再度覚えるのにやはり以前の8割程度の時間が必要だそうです。

つまり、あなたが気にしている「そのこと」をそっとやめたとしても、ストレスの元凶である「あの人」が、それを覚え続けている可能性は、ほぼゼロに近いのです。

ですからおそれずに、無理・無駄をいったん手放してみてください。

とはいえ実際は「思い込みを捨てて変わるべき」とわかっていても、実行に移しにくいかもしれませんね。

「いますぐ手放すのは難しい、でも何かしら、キリのよいところまで、メドがつくまで……」

そう頑張り続けてしまう人は珍しくありません。

そんな人は、無理・無駄が手放せない自分を変えよう、手放せる自分になろうとしているのだと思います。そんな考えや努力は素晴らしいものですし、心から尊敬します。

しかし、自分を変えようとする際に最もよくない方法は、「自分の気持ちを変えよう」と頑張ることです。

「自分で自分の心を変える」のは、どれほど精神力が強い人にとっても、たやすいことではありません。

自分を変えるために最も効果的なのは「頑張り」という精神論ではなく「技術」(テクニック)をうまく使うことです。

【テクニック➀】役者になって演じきる

人の手を借りずとも、自分以外の力をうまく利用する方法はたくさんあります。

一例として、最も多いお悩みのひとつ、「無理・無駄な人間関係の手放し方」についてお伝えします。

わかりやすい例として、職場の人間関係で悩んでいるケースを取り上げます。

職場でのつきあいは「手放しにくい」点がやっかいです。

仕事を進めるにあたり、お願い事をしたり、されたりすることは避けられません。

だから「気が合わない」「なんとなく苦手」という理由だけでは、距離を置きにくいものです。

職場では全員と友好的な関係を維持する必要があります。

そんな状況下でお勧めしたいのは「役者になって過ごす」という解決策です。具体例をお話ししてみましょう。

私の友人に「社交的だけど、人づきあいは好きではない」という人がいます。

そんな彼女が社交的に振る舞えるのは「その都度、誰かになりきったつもりで、人と接しているから」だそうです。

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