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「不適切にもほどがある!」話題さらう8つの要因 コンプラでがんじがらめの世の中に風穴開ける

東洋経済オンライン / 2024年2月16日 18時0分

80年代のテレビドラマは、ガワだけ見たら、エロバカの不適切極まりないものに見えて、演者たちは「求められる役目を誇りをもって果たして」いたのではないか。エロや毒をきちんと芸に昇華していたのが、いまや、芸と素を見極めるものさしがなくなり、なんでもかんでもNGになってしまう。これでいいのか。

これからどんな「新展開」があるか

ただ、2024年にも希望がある。飛行機だったらビジネスではなくエコノミークラスランクとされている俳優・八嶋智人がふいに1時間の情報番組のMCを任されたとき、しっかりやり切る。大河や歌舞伎にしれっと潜り込むと自虐的なことを言うが、1時間番組を仕切る能力は並大抵のことではない。

そんな彼が仕事を受ける理由は、自分の所属する劇団カムカムミニキーナの公演の告知なのだ。たった30秒、公演の告知をするために、すべてを懸ける。そういう俳優も令和にまだいるのである。

このまま、過去と未来の行き来、なつかしいアイテムや不適切言動あるある、ミュージカルなどをパターン化しただけではなく、きっと新展開があるはず。なにしろ、1986年から2024年までの間にはいろんな未曾有な出来事が待ち構えているからだ。それをどう描くのか、描かないのか。もしかしたら、震災も含めて昭和から平成における日本を描ききった「あまちゃん」を超える名作が誕生する可能性もある。

木俣 冬:コラムニスト

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