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萎縮させられる「日本のエンタメ」が復活するカギ ドラマ「不適切にもほどがある」で痛感する現在地

東洋経済オンライン / 2024年2月16日 15時30分

現代において、エンターテインメントに圧力を与えているのは、国家権力のみでなく、世の中の風潮や空気感であったり、視聴者の声であったり、週刊誌やネットメディアであったりする。

これらを揶揄したり、笑い飛ばしたりすることが、エンターテインメントの今後の使命でもあり、存在意義でもあるのではないか。

テレビ業界からの異議申し立て?

そんなことを考えていた矢先に始まったのが、冒頭で紹介した「不適切にもほどがある!」だ。テレビ業界からいち早くこうした対抗策(?)が打たれたことに、大袈裟ではなく、大きな感動を覚えている。

松本人志の性加害疑惑に揺れる中、大半のお笑い芸人たちは、擁護も批判もできず曖昧な物言いをし、話題の核心に触れることができない状況だ。事態が落ち着いたら、芸人間の慣習や圧力なり、週刊誌をはじめとするメディアなり、世の中の風潮なりを、笑いにして昇華してもらいたいと思う。

いつの時代においても、その時代ならではのエンターテインメントの形があるはずだ。

西山 守: マーケティングコンサルタント、桜美林大学ビジネスマネジメント学群准教授

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