「宝石のような歌声」野田愛実の知られざる半生 小学5年の頃から"オーディション"に挑戦し…
東洋経済オンライン / 2024年2月18日 12時0分
シンガーソングライターになろうと意識し始めたのは、この頃からだった。それが何かはまだわからなかったが、ただ「シンガーソングライター」という言葉の響きがカッコよく惹かれて、「歌のプロ」ということは知っており、自分も将来そうなるんだと思っていたという。
歌を磨くため、地元である三重から名古屋にあるボーカル教室へ毎週、一人通う日々を送る。
そして、小学5年生の頃からオーディションに挑戦し始める。オーディションが開催されているレコード会社にデモの音源を送り、2次審査に向かう。名古屋はもちろん、時に東京へも出向き、チャレンジしてきた。
「実は、avexのオーディションも受けてるんですよ! 落ちちゃいましたけど(笑)」
人懐っこい笑顔で当時のことを振り返っていたが、並々ならぬ思いだっただろう。
12歳の時にオーディションに挑戦したレコード会社で30歳の今、デビューしたわけだ。「積み重ねてきた努力」などと言葉にするのは簡単だが、その間の18年という歳月は、そう優しいものではない。
けれども野田は、歌を裏切らなかった。
本格的に曲を作り始めたのは中学1年の頃。ボーカルスクールで行われた作曲の授業で作り始めたのがきっかけだった。
初めて作ったのが、友人に関して描いた「ディアフレンズ」という曲。ピアノで作ったが、「やはりギターでも作りたい」と思い、すぐに行動に移す。
「この時期にあった歌のコンテストに優勝して、その優勝賞金が10万円だったんです。その賞金をもってすぐに楽器屋にいってタカミネのギターを購入しました。嬉しかったですね。そのギターは今でも使ってます!」
当日から地元三重はもとより、愛知など大小様々なコンテストで入賞を果たしていた野田の実力もさることながら、なんとも音楽を愛し愛されていると思わされるエピソードだ。
「持ち時間10分」のシンガーソングライターデビュー
そして、シンガーソングライターとしてのステージデビューは中学2年生の頃。学園祭でもらった持ち時間はわずか10分。これがシンガーソングライター人生のスタートだった。
「学園祭の出し物で、先生に『一人でアコギで弾き語りやります』って申請したら、『大丈夫なの?』って反応でしたね。当時の申請プリントを見直したら、『持ち時間10分とありますが、みんなを飽きさせない構成でお願いします』って結構辛辣な感じで書いてあったんです(笑)」
後日、その先生からは「あの時はすみません」と一言あったという。
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