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話が通じない人とも信頼関係が築ける9つの会話術 「会話=パートナーシップ」という見方をしてみよう

東洋経済オンライン / 2024年2月18日 19時0分

しかし、それよりもはるかに重要なことは、彼らがあなたの友人であるという事実である。出来上がったラポールはじっくり育て、大事にし、壊れないように気をつけよう。これは、友人の意見には反対すべきでないという意味ではない。むしろ話は逆で、不同意が友情をさらに強いものにすることもありうる。

ただ覚えておくべきは、まずは友人であれ、ということだ。揉めそうな話題に移る前に、ラポール形成の段階を楽しむために時間を割くこと。そして、あくまで友人として雑談し、目標のある会話は一先ずおいて、友情に集中することを忘れないこと!

さて、ラポールを構築するための具体的な方法を見ていこう。赤の他人に対しても友人に対しても使えるものだ。

1.ラポールはただちに形成すること。

いきなり本題に入らないこと。特に、論争的なテーマの場合はそうだ。

2.知らない人に対しては、次のような使いやすいとっかかりの質問でラポール形成を始めること。

●「こんにちは。Xと申します。お元気ですか?」

●「はじめまして。私はXです。お名前伺ってもよろしいですか?」

●「ここに来るのは初めてなんです。この場所のことはどこで見つけたんですか?」

相手の動機や関心を探る

こういったアイスブレイクのための質問のあと、ただちにラポール形成のための質問で相手の動機や関心を探ろう。

●「それが重要だとお考えになる理由を、もう少し伺ってもよいですか?」

●「そのことに興味を持ったきっかけは何ですか?」

●「休みのときはどんなことをして過ごしますか? 何か情熱を注いでいることはありますか?」(「普段お仕事は何をされてますか?」とは聞いてはならない。それでその人の真の関心事が分かることはほぼない。)

●「なんとお呼びすればよいですか?」

●「それについてはどこで知ったんですか?」

3.共通の土台を見つけること。

会話のパートナーとあなたの間には、数え切れないほどの共通点があるはずだ。例えば、どちらも柔術をやっている、寿司が好き、タトゥーがある、SFファン、もうすぐ子どもが生まれる、近所に住んでいる、政治的な問題意識が高い、等々。

もし会話が熱くなってしまったときには、こういった共通点があったことを思い出すことだ。サイコパスを除いて誰にでもあてはまる共通点の一つに、[何であれ]善きものを求めようとする感情がある。

あなたも会話のパートナーも、自分自身や友人、所属するコミュニティが最も善い状態になることを望むはずだ。最善の結果がどのような様相をしているかについては意見がわかれるかもしれないが、より善く生きること[という目的]は根本的な共通点の一つであるはずだ。

ラポールを壊してしまう「パラレル・トーク」

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