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話が通じない人とも信頼関係が築ける9つの会話術 「会話=パートナーシップ」という見方をしてみよう

東洋経済オンライン / 2024年2月18日 19時0分

4.パラレル・トークをしないこと。

パラレル・トークとは、誰かが言ったことをあなた自身やあなたの経験に引きつけて語ってしまうことである。例えば、誰かがキューバから戻ったところだということを話しているときに、あなたがキューバに行ったときのことを話し始めてはならない。

その人がキューバで経験したことに耳を傾けよう。人の話を自分の話にしてはいけない。パラレル・トークはラポールを壊してしまう。

5.関係形成に精力を注ぐこと。政治的な見解は脇に置いておく。

友情から信頼やオープン・マインドが醸成され、それが分断の間に架かる橋のように作用する。次の格言を思い出そう。「あなたがどれだけものを知っているかなど誰も気にかけない、あなたがどれだけ気にかける人なのか分かるまでは」。

この言葉で言われているのは、会話のパートナーのことを、そして会話のパートナーが気にかける色々なことを、あなたが気にかけているかであって、あなた自身の政治的・道徳的なこだわりについてではない。

6.中身のある会話を始めるのは、そのために時間を割きたいと思うときだけにすること。

焦ってはいけないし、「当て逃げ」のようなこともやめよう。他人の考えに深く関わる時間がないなら、できるときがくるまで取っておこう。会話で無理強いをしたり急かしたりすると、ラポールが損なわれてしまう。

もし時間が限られているのならば、そのときはラポール形成や近況報告のための時間にあてよう。

カジュアルな別の課題に切り替える準備をしておく

7.他のことも話せるようにしておくこと。

伯父が宗教や政治の話から離れないので親戚の集まりが台無しになった──こういう経験はあなたにもあるはずだ。その伯父さんのようになってはいけない。

会話が泥仕合のようになってきたら、よりカジュアルな別の話題に切り替えられるように準備をしておこう。会話が揉めそうな話題から一度離れたら、それを蒸し返すような人になってはならない。話題を強要してしまうとラポールは壊れてしまう。

8.コール・アウトは避けること。深刻な違反行為があったときを除いて。

コール・アウトとは、誰かが倫理的に一線を踏み越えたときに、そのことを即座にかつ棘のある言い方で当人に伝えることで、恥をかかせようとすることである。

コール・アウトの後にはしばしば倫理的な指図が続く。「○○をすべきだ」とか「○○はすべきではない」といったように。コール・アウトすること、とりわけ相手が深く考えを巡らせているときにそうすることは、ラポールを損ねる。

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