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戦場で戦う傭兵「嫌な奴はいない」意外なカラクリ 会社員でなくとも自分をアピールする必要も

東洋経済オンライン / 2024年2月19日 14時5分

「お金を稼ぐのはやりたいことをやるため。資金を稼いでるんだ」

と思っていたから、苦しいと思ったことはありませんでした。

「日本での成功例」から外れることが「不幸」ではない

日本人は、仕事を中心に考えすぎだと思います。また「仕事に打ち込んでないとダメ」というような風潮がありますよね。仕事はお金を稼ぐためと割り切って、やりがいは別に作ってもいいと思います。

例えば、一流企業に入って、タワーマンションに住んで、というような「日本での成功例」から外れることがすなわち、「不幸な人生」ではありません。場合によっては、お金と、やりがいの両どりは高望みなのかもしれません。何かやりがいを見つけて、そのためにお金を稼ぐ=仕事をする と思ったら楽しくなるかもしれません。

「でもやっぱりお金は大事だよ」という人がいます。でも一度「何のためにお金が必要なのか?」を真剣に考えてみてはどうでしょうか? 金がないなら、ないなりに生活はできます。今の生活を維持できないなら、落とせばいい。

僕は、日本でのアルバイト期間、出費を防ぐために真冬でも湯をわかさなかったし、キャベツを醤油で炒めたものだけを食べたりして金を貯めました。なければないで生活はできるものです。

戦場には

「失ったものを数えない。今あるものだけを数える」

というルールがあります。

「前の戦闘でどれだけ損害を出したか?」

というのを考えたって、全然意味がないです。なんにしたって、今ある兵器や人員で戦わなければならないんだから。

だから給料が50万円なら50万円の生活を、10万円なら10万円の生活を、あるものだけでこなしたらいいと思いますよ。

その生活の中でも、やりがいは見つけられると思います。

質問4:自分では管理職が向いていると思うのですが思っているような仕事を回されません。愛嬌を振りまくタイプではないので、周りから煙たがられているというのはわかるのですが「好き嫌い」は本来仕事には関係ないはずです。どうしたらいいでしょうか?

高部さん:意外に思うかもしれませんが、傭兵はアピールが大事です。

「俺はこれができる! あれもできる!」

と自分の有用さをアピールします。僕は戦場で写真をたくさん撮っていますが、それもそういう場で、

「自分にはこれだけのキャリアがあるんだ!!」

とアピールするためです。

もちろん、口だけ達者で、中身が伴っていない人はいます。でもそれはあなたとは関係ないことなので、あなたは自分の有用性をアピールするべきだと思います。管理職の仕事が欲しいなら、管理職の仕事が欲しいとアピールしましょう。

人は下士官タイプと将校タイプに分けられる

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