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戦場で戦う傭兵「嫌な奴はいない」意外なカラクリ 会社員でなくとも自分をアピールする必要も

東洋経済オンライン / 2024年2月19日 14時5分

人はおおまかに下士官タイプと将校タイプに分けられると思います。

(筆者補:下士官=兵と士官の間の官。旧陸軍では曹長、軍曹、伍長、将校=部隊指揮官の任がある士官を指す場合が多い)

つまり、現場タイプとデスクワークタイプですね。現場タイプの人が「将校になりたい」と思うと、よくない結果になりがちです。

軍隊の中でもわかってない人は多かったです。将校の資質がないのに、大学から急に将校になる。部下の手柄を全部自分のモノにしちゃうような人ですね。人望は全くないタイプ。

でもそういう人は結果的に殺されたり、不幸な結果になるケースが多いです。

サラリーマンなら殺されることはまずないでしょうけど、向いていない仕事を無理やりやっても、ろくなことはないと思いますよ。本当に自分が、管理職が向いているのか、もう一度考えてみましょう。

漫画に出てくる傭兵って尖ってて、陰険だったり、攻撃的だったりで、嫌な人間が多い印象あると思います。でも実際には、基本的に傭兵に嫌なヤツはいません。いいヤツばかりです。

それにはわかりやすい理由があって、嫌なヤツだと後ろから撃たれちゃうんですよ。もし撃ち殺したとしても、誤射として扱われて、それ以上追及されません。

もっと簡単な方法があって、前線に捨てられます。敵のど真ん中に置き去りにされるんです。それだけで、手を汚すこともなく、まず確実に消されます。

傭兵として前線にいるとわかります。味方だからって平等じゃない。好き嫌いがでる。愛されていたら、こちらがピンチのときに必死に助けてもらえるし、嫌われていたら前線で捨てられる。

だから、和を大事にする、いい人間であることってすごい大事なんですよ。あなたも周りの人に愛されていて、損はないと思いますよ。

死ぬことはないのだから、勇気を持って行動してみては?

傭兵にとっての仕事は常に「生きるか死ぬか」がつきまとう。だから、

「自分の意志を通さないと生死に関わるから、ハッキリとものを言う」

「明日には会えなくなるかもしれないから、今目の前にいる人に優しくする」

などの行動が習慣になっているのかもしれない。

日本で働いていながら、傭兵の気持ちになるのは難しい。でも、日本で働いている以上まず死ぬことはないのだから、たまには勇気を持って行動してみてもいいのではないだろうか。

村田 らむ:ライター、漫画家、カメラマン、イラストレーター

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