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バルミューダとツインバード「トースター」比較 トレンドは総菜パンを温め直す「リベイク」

東洋経済オンライン / 2024年2月24日 11時20分

テイクアウト商品の温め直しレベル向上が求められる中、「リベイク」機能を追加したトースターが登場している。左がバルミューダ「ReBaker」、右がツインバード「匠ブランジェトースター」(筆者撮影)

スチーム機能や繊細な温度制御を利用し、美味しくパンを焼き上げる高級トースター。その先駆者となったのは、スチーム加熱を採用したことで注目を集めた2015年発売のバルミューダ「BALMUDA The Toaster」だ。それから2万円台以上の高級トースターが次々に発売されたが、現在は高級トースターブームも落ち着きつつある。

【写真】若い頃に食べていたというヤマザキ「まるごとソーセージ」への思いを熱く語る、バルミューダ社長の寺尾玄氏

「リベイク」機能を追加した最新トースター

長らく高級トースターブームを牽引してきたバルミューダは、その最大の特徴であったスチーム機能を省略した「ReBaker」を2月1日に発売した。現行販売中の「BALMUDA The Toaster」は実売価格が2万9700円、「BALMUDA The Toaster Pro」は3万7400円と高価であるが、「ReBaker」は2万4200円と価格を下げ、購入しやすい価格帯に設定されている。これまではスチームを利用し、主にトーストの仕上がりに焦点を当てていたが、「ReBaker」はスチーム機能がない。その代わりに温度制御などを一から見直したため、「BALMUDA The Toaster」よりもリベイク、温め直しが得意なトースターだという。

また、ツインバードは2023年11月に匠プレミアムラインの新製品「匠ブランジェトースター(TS-D486B)」を実売価格2万5800円で発売している。こちらもクロワッサンなどのパンのリベイクに力を入れて消費者にアプローチをしている。

Uberなどの配送サービスが定着し、フライや天ぷらなどの総菜を取り寄せる機会が増えている。有名店で買ったパンを自宅で温めて食べる人もいるだろう。温め直しレベル向上が求められる中、「リベイク」機能を追加したトースターが注目されている。

バルミューダ「ReBaker」の特徴は、さまざまな種類の市販のパンを温め直す「リベイク」モードが搭載されていること。1秒ごと1℃単位の温度制御により、焼き色をつけずにサクッと焼き上げ、中心も温められるような温度制御を行っている。「リベイク」モードにしてパンに合わせた加熱時間をセットすれば、どんなパンも焼きたてのようなパンになるという機能だ。

総菜パンも、焼きたてのような香りと食感に

2月1日都内で行われた「ReBaker」の発表会では、代表取締役社長の寺尾玄氏が同製品を開発した背景について語った。若い頃からヤマザキのベストセラー「まるごとソーセージ」を好んでよく食べており、温め直しても表面が焦げて中が冷たいままで、うまく焼き上げることができなかったとのこと。「焼きたてのような、中までアツアツのまるごとソーセージが食べたい」という原体験から、「ReBaker」のコンセプトが生まれたという。

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