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バルミューダとツインバード「トースター」比較 トレンドは総菜パンを温め直す「リベイク」

東洋経済オンライン / 2024年2月24日 11時20分

これまでのバルミューダは、スタイリッシュなデザインと高級感が特徴だったので、発表会でコンビニやスーパーで定番の「まるごとソーセージ」の再加熱をメインに語られたのは、正直言うと意外だった。これまでは高級路線だったが、今回の製品は庶民的な印象で、価格も抑えていることから、若者にもアピールしたいという狙いがあるのだろう。身近にあるパンを美味しく焼けるというのは、そういった層への訴求ポイントになる。

実際に試したみたところ、焼く前と後では見た目が異なる。焼き上がってから時間が経って少ししぼんでいたであろう「まるごとソーセージ」が、艶やかで、ふっくらと厚みが増していた。表面が香ばしく、ほんのりと甘めのパンは中身がふわふわで、より甘さが引き立つ。ほんの少しからしが入ったマヨネーズの香りもより引き立っていた。焼き色は変わっていないのに、ソーセージの中心までしっかり温まっており、買ってきたときよりもプリッとしていて食感もよい。高級パンではないものの、改めて総菜系パンらしい美味しさを感じることができた。

また、「フライ」モードも搭載しており、フライ、天ぷら、唐揚げなどを再加熱できる。見た目は加熱前とほぼ同じだが、中までしっかり温かく、外はサクサク。特にコロッケやエビの天ぷらの食感に感動した。これなら買ってきて冷めてしまっても、お店で食べるような焼きたて、揚げたてが味わえる。デザインや用途はこれまでの「BALMUDA The Toaster」と似ているが、「ReBaker」は別のブランドとしてリベイクをメインに利用したい人向けの製品と言えるだろう。

なお、「ReBaker」はスチームを使わないので「BALMUDA The Toaster」シリーズのように水を入れる必要がなく、手軽に使える。ただ、「BALMUDA The Toaster」シリーズのほうが食パンのトーストについては焼き上がりがよい。ミミの張りと表面がサクッとしていて、中がしっとりとしているトーストがバルミューダらしい特徴でもあったが、その良さは薄れていた。「ReBaker」は少しカリッと仕上がるので、厚めのパン(4枚切り、5枚切り)であれば、一般的なトースターよりも焼き上がりがよく、小麦の香りを楽しめる。

ツインバードはプロ監修で焼きたてパンを再現

ツインバードは、コストパフォーマンスの高い家電を販売しているメーカーとして知られていたが、ここ数年で変わってきている。

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