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新日本プロレスの「闘う広告塔」棚橋新社長の胸中 猪木、坂口、藤波に続く「レスラー兼社長」が語ること

東洋経済オンライン / 2024年2月28日 11時54分

――棚橋さんが目指す社長像が今の発言でおぼろげに見えてきたような気がします。

あとは色々な社長の集まりには新日本社長として参加して、意見交換やビジネスの話に広げていくことで、新しい扉をどんどん開けていきたいです。営業や法人担当の社員から「棚橋社長に同席していただけると助かります」と遠慮せずに使ってもらって、「世界一頼みやすい社長」を目指します(笑)。

――棚橋さんは社長就任会見であげた目標のひとつに「スポンサー様とのパートナーシップの強化」がありました。これについては具体的にどのように進めていきますか?

今年のドーム大会は(食品スーパーの)ベルクさん、その他の大会にも(生活・家庭用品を手がける)レックさんをはじめ様々な企業にスポンサーになっていただきました。年間を通してのスポンサードが決まると、団体としてビッグマッチの計画も立てやすくなります。そこで一番大事にしたいのはスポンサードしていただいた企業さんが注目を浴びたり、売り上げが増えることによって、「スポンサーになってよかったな」と喜んでいただくことです。

「闘う広告塔」としての決意

――スポンサー企業に効果を実感していただいて、今後も継続的に支援してもらうということですね。

はい。新日本のスポンサーになったら、リングマットやコーナーポストに企業名が載りますし、選手たちの発信力がこのまま増していけば、大きな宣伝効果があると思うんです。

プロレスはマイノリティのジャンルで、これからどんどん大きくしていくことが必要ですから。選手はスポンサーになってくださる企業に対して感謝の気持ちが強いんです。だからこれからも多くの企業さんに新日本を応援してもらえるように、「闘う広告塔」として動いていきますよ。

――以前、棚橋さんは「新日本がずっと温めているアイデアとして、東京都内に2000~4000人キャパの常設会場を作りたいという夢がある。もし僕が社長になったらその施設を『猪木アリーナ』と名付けて作ります」と語っていました。この話は今後実現されますか。

まだ具体的に動き始めているわけではないのですが、常設会場は考えてはいます。ただ、施設の名称を「イノキアリーナ」にするのかどうかは、一回持ち帰らないといけない宿題ですね。

新日本の試合を見たことがないという人がいても「アントニオ猪木」という名前を日本プロレスの歴史に残したいという思いがあります。50年後、100年後、今活躍しているレスラーが誰もいなくなっても、猪木アリーナという建物が残っていたら、すごいことじゃないですか。イノキアリーナを辿っていくとプロレスの歴史が伝わっていったらいい。そして100年後、200年後でも、創設に動いた棚橋弘至もいるというイメージが浮かんだらなおいいですよね(笑)。

(後編記事に続く)

ジャスト日本:ライター

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