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若者に人気の映えないSNS「BeReal」本当の怖さ 授業中やバイト中でもおかまいなしに撮影

東洋経済オンライン / 2024年2月28日 12時10分

映えない系SNS「BeReal」にハマる理由とトラブル実態、リスクまでを解説します(画像:App Store公式画像より)

中高生や大学生の間で、映えない系SNS「BeReal」がはやっている。BeRealは、1日1回ランダムに来る通知に合わせて2分以内に撮影する写真共有SNSだ。一方、授業中やバイト中にBeRealの撮影、投稿をしてトラブルになる若者が増えているという。BeRealにハマる理由とトラブル実態、リスクまでを解説したい。

【画像】BeRealがZ世代にウケている理由は、Instagramの逆張りのようなコンセプトとゲーム性のため

撮らないと見られない、加工もできない

BeRealがZ世代にウケている理由は、そのInstagramの逆張りのようなコンセプトとゲーム性のためが大きいだろう。

撮影時はインカメラとアウトカメラで同時に撮影される。周囲を撮るときに、撮影時の自分も必ずインカメラで撮影する仕組みなのだ。スマホに保存してある写真も使えず、編集や加工などもできないため、Instagramで求められていた映えは、このアプリではまったく通用しない。

ランダムに来る通知、しかも制限時間2分縛りは非常にきついが、逆にゲーム的に楽しめるポイントでもある。

制限時間内に投稿できれば、その日はさらに2回、好きなタイミングで投稿できる。一方、制限時間内に撮影、投稿しないと遅れた時刻が表示されてしまううえ、投稿するまで友達の投稿はぼかしが入った状態となり見られない。投稿が見たい若者たちは、必然的に投稿しなければならなくなる。

「休日に寝てたら見逃すとか多いし、バイト中に来てしまってアウトだったことも。遊んでいるときも1日中通知が気になって仕方がない。通知が来たら、近くにいた友達に声かけて何回も撮り直したりして」とある大学生は楽しそうに説明する。

「タイミングも選べないから、部屋が散らかってるから廊下に出るとか、寝起きだけど仕方ないから撮るかとか、授業中はバッグの中を撮ったり、天井を撮ったこともある」。いつ通知が来るのか、撮れないタイミングではどうしのぐかなども含めて楽しいようなのだ。

「インスタではわからないみんなの普段の姿もわかるし、自分で投稿を見返してもリアルにその時が思い出せるし、めちゃくちゃ楽しい」

一方、ハマりすぎた若者たちは多くのトラブルを起こしている。

授業中でも「BeReal撮ろう」、教室中に響く撮影音

X(旧Twitter)内では、「授業中にBeRealの通知が鳴り響く」「授業中でもBeRealを撮っている」話題で持ちきりだ。

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