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「将来の目標が定まらない」思い悩む学生の盲点 自分が成し遂げたいことを具体化して考える

東洋経済オンライン / 2024年2月28日 12時30分

弁護士か、コンサルか。思い悩む学生に、安井さんはどうアドバイス?(写真: Fast&Slow / PIXTA)

→安井さんへのキャリア相談は、こちらまでお送りください。

人を助けたい、社会を変えたいという思いで東大に入り、なんとなく弁護士を目指していました。しかし、そんな中で2年生の終わりを迎え、いつの間にか予備試験を勉強してきた学生たちに後れをとってしまっています。

現在コンサルの就活に踏み切るべきなのか、弁護士に「なれない」リスクを背負ってまで勉強をするべきなのか、わからなくなってきました。

自分は、たくさん働きながら、自己実現をしたい、社会を変えたいという思いがあります。そういう意味では、弁護士もコンサルも魅力的な職業だと感じています。 コンサルというやりがいのある仕事をしてみたいと思う反面、弁護士になりたかったという「後悔」が生まれてしまうのではないかという怖さがあります。

その一方で、リスクを背負ってまで弁護士になりたいか、と言われるとわからなくなってしまいます。思ったとおりの成績が出せなければ、望み通りの事務所には就職できない可能性もあるのと、法学の勉強自体は、あまり得意ではないと自覚しているからです。 就活までの期限が差し迫ったなかで、自分で納得して職業を決めたいのですが、決めあぐねています。

FK 学生

目標が漠然としていないか

ご自身がやりたいことや、成し遂げたいことをより具体化したうえで、その実現のための選択肢を考えたほうがよいでしょう。

FKさんは「なんとなく弁護士を目指して」と書かれていますから、おそらく目標などが漠然としているため、手段である職業選びも漠然としてしまい、自分自身の選択に自信が持てない、ということなのだと思います。

目的や目標が曖昧であるがゆえに、その実現のための手段を絞り込むことができない、という状態とも言えると思います。

頂戴した相談に書かれている、「ヒトを助ける」とか「社会を変える」という目標自体は素晴らしいのですが、やはりどうしても漠然とした感じがしてしまいます。

そうではなく、「どのようにして、ヒトを助けたいのか」や、「どのようにして、社会を変えたいのか」などと、より具体的に考えたほうがよいでしょう。

目標や目的、すなわちやりたいことが明確であればあるほど、その実現のための手段も、自ずと明確になるものです。

FKさんはまだ学生ですから、当然将来に関してはいろいろな選択肢がありますし、大いに悩むべき時期です。

むしろ悩めば悩むほど、将来に対する自分自身の選択肢や決断に対して納得がいくようになりますから、大いにそうするべきです。

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