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「大谷翔平が結婚」観戦ツアーにかかる費用の実際 「手配旅行」の場合でも旅行代金は高額に

東洋経済オンライン / 2024年3月1日 12時30分

また対戦相手は日程によって異なるので、韓国での開幕戦のように大谷、山本に加えてパドレスのダルビッシュ有、松井が揃うような豪華顔合わせは難しい。試合数は4試合以上、対戦カードもこちらで選びたい。となれば「ツアー」ではなく「手配旅行」になる。

ツアーではなく「手配旅行」の場合の旅行代金

飛行機、ホテル、チケット、移動手段などを個別に決めて、旅行会社に見積もりをして発注するのだ。しかし「手配旅行」も旅行代金はそれほど安くならない。

まず、昨今の円安で、航空運賃やホテル代が跳ね上がっている。さらに、飛行機とホテルを確保しても、現地の「足」の問題がある。空港からホテルへ、ホテルから球場までの交通手段、車社会のアメリカでは日本と異なり公共交通は少ない。

旅行会社では「ホテルから球場までの片道、または往復の送迎付き」のチケットが多いが、送迎費用が2万円ほどオンされていて、どんな席でも1枚当たり数万円になっている。

仮に1週間滞在して5試合観戦するとすれば、旅行会社からは100万円を超す見積もりが上がってくることになる。

もちろん、この高騰の背景には「円安」があるのだが、今の世の中、気楽に「大谷翔平を見に行く」とは言いにくくなっているのだ。

「韓国での開幕戦の、ドジャースとパドレスの対戦を見るなら、僕はそんな高いチケット狙わないですね。いろんな手があるんですよ」

こう話すのは、松崎祥久さん。筆者の古なじみの会社員だが、MLB本拠地全30球場で試合観戦をした猛者だ。野球文化學會の会員でもある。

我々は「大谷翔平を見に行く」となると何が何でもドジャースタジアムで、と思うが、ドジャースはドジャースタジアムで年間81試合前後、残る81前後は他の球場で試合をするのだ。

ドジャースタジアムでの試合より安い

サンディエゴ・パドレスは、ドジャースと同じナショナル・リーグ西地区に所属し、ドジャースとは13試合も対戦がある。今年はこのうち7試合がドジャースの本拠地ドジャースタジアムで行われるが、6試合はパドレスの本拠地「ペトコパーク」で行われる。この球場は2006年侍ジャパンが世界一になった第1回WBCの決勝の舞台だ。侍ジャパンの歓喜を覚えている人も多いだろう。

「7月30、31日とペトコパークでドジャースの2連戦があるんです。僕ならこちらを狙いますね。チケットはずいぶん高くなりましたが、それでもドジャースタジアムでの試合よりは安いですし、おそらく満員札止めにはなりませんから」(松崎さん、以下同)

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