日経平均がどこまで上がるかを真剣に考えてみた 天井知らずのエヌビディアの賞味期限はいつか
東洋経済オンライン / 2024年3月2日 8時30分
なるほど、それはまったくお説どおりである。ただし、それって見事に「バブルの論理」なのではあるまいか。というより、これはAIに限ったことではなくて、新しい産業が誕生するときに繰り返されてきた議論なのであろう。
問題は今のAIブームが本物か否か。とりあえずの結論は「ハイテク相場の夢に賭けるならば日経平均を、金融政策の正常化に期待するならTOPIXを見よ」ということになる。くれぐれも投資は自己責任で、というお決まりの文句を付け加えて、この思考実験は終了するのである。
(本編はここで終了です。次ページは競馬好きの筆者が週末の競馬を予想するコーナーです。あらかじめご了承ください)
ここから先はおなじみの競馬コーナーだ。
3日は中山競馬場で、弥生賞ディープインパクト記念(G2、距離2000メートル、芝コース)が行われる。皐月賞と同じコースで行われるトライアルレースだが、年の瀬にこれと同じコースで行われるホープフルステークス(G1)ができてから、位置付けが悩ましくなってきた。
とくに今年は、ホープフルステークスで牝馬レガレイラが勝っている。そのとき2着となったシンエンペラーが弥生賞に出走するが、はたしてどこまで信用できるのか。
この時期の3歳馬は18歳の甲子園球児のようなものだから、過去の実績はあまり当てにならない。「自分が気に入った馬を素直に狙えばいい」というのが筆者の経験則である。
皐月賞トライアルレース、弥生賞の本命は「あの馬」で
ということで、狙いはファビュラススター。3頭いる無敗馬の中では一番遅れてきた馬である。何より父方の祖父がシンボリクリスエス、母方の祖父がグラスワンダー、という点にロマンを感じている。
うちの近所の柏市松ヶ崎城跡の河津桜はすでに満開になっている。当日の天気が良ければ、中山競馬場で観戦するのもよさそうだ。
※ 次回の筆者は小幡績・慶應義塾大学院教授で、掲載は3月9日(土)の予定です(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)
かんべえ(吉崎 達彦):双日総合研究所チーフエコノミスト
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