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iPhone「写真アプリ」意外と知られてない最新機能 「重複写真」を自動判断して削除、レシピ検索も

東洋経済オンライン / 2024年3月4日 12時30分

iPhoneの写真アプリは、単なるビューアー以上の機能を備えている。情報検索の起点としても活躍するはずだ(筆者撮影)

スマホの中でもっとも注目されている機能の1つが、カメラだ。iPhoneも例外ではなく、最新モデルが登場するたびに、ハードウェア、ソフトウェアともに進化させ、よりきれいな写真を撮れるようになっている。そのカメラで撮った写真を管理する「写真」アプリも、OSがアップデートするたびに新機能が追加されている。アップルが得意とする機械学習を使い、写真管理にとどまらず、さまざまな情報を調べるためのツールとしても活躍する。

【画像】iPhone写真内の文字列を選択して、ウェブの検索に飛ぶこともできる

同じような写真を「自動的に仕分け」

例えば、撮った写真の文字認識は、その1つだ。元々は英語などに限定されていたが、2022年に配信された「iOS 16」で日本語にも対応している。また、同じくiOS 16では、同じような写真を写真アプリ側が自動的に仕分けしてくれるようになり、それらを1枚だけ残して簡単に削除することが可能になった。この機能を使うと、不要な写真を減らして、ストレージの空きを多くすることが可能になる。

さらに、2023年に配信がスタートした「iOS 17」では、写真アプリの検索機能「ビジュアルルックアップ」が進化。iOS 16でも、花や草木、ランドマークなどの検索はできたが、iOS 17からは料理写真からレシピを探し出すことが可能になっている。写真を撮るだけでなく、管理や活用までできるのがiPhoneの魅力。そんな写真アプリの隠れた機能を、ここで解説していく。

DX(デジタル化)が叫ばれている一方で、依然として紙で配られる資料は少なくない。このような資料をもとにネットで調べ物をしようとすると、文字を改めて入力する必要があり、手間がかかる。短い日本語ならいいが、URLのように長いアルファベットの羅列だと、転記時にミスも起こる。このようなときに活躍するのが、iPhoneの写真アプリだ。

テキスト入力を不要にする文字認識機能

写真アプリは、写真内の文字を認識する機能に対応しており、ここから直接、文字列をコピーしたり、検索したりといった操作を行える。処理はすべてiPhone内で完結しているため、検索した情報がネットに流出してしまう心配もない。紙で入手した情報を元に調べ物をしたいときには、いったんiPhoneで写真を撮り、そこから検索するのが手っ取り早い。

利用方法は非常にシンプルで、写真アプリで文字が写った写真を開くだけだ。ブラウザーでサイトを開いているときのように、文字の部分をロングタップするとカーソルが表示される。あとの操作も、ブラウザーで文字を選択するときとほぼ同じ。ドラッグで範囲を指定すると、メニューが表示される。試しに「コピー」をタップし、「メモ」などのアプリにペーストしてみるとわかるが、きちんとテキストとしてそれが貼り付けられる。

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