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から好し、唐揚げ店なのに「そば」がある一体なぜ シンプルで潔いもり蕎麦が、男性客の心を掴む

東洋経済オンライン / 2024年3月4日 12時0分

まるで二郎系ラーメンのような見た目のメニューとして、SNSでも話題となりました(その後、好し次郎は同年9月28日に、好し郎は2024年2月22日にグランドメニューから廃止)。

「イートインでは30~50代男性のお客さまが多く、ボリュームとスタミナがたっぷりのメニューができないかと開発に至りました。その中で、やはりインパクトがあるのは野菜盛りではないかと考えてどんどんと野菜を盛り、から揚げを載せた結果、最終的なネーミングも思い付き、話題になりました」(久保木さん)

厳しい時代の中で、どう生き残るか

コロナ禍のテイクアウトブームもあり、かつ参入者が増えたことで激化したから揚げ業界でしたが、昨今は淘汰も進んでいます。帝国データバンクによると、2023年は11月までに、前年比で7倍規模となる22件の倒産が発生。年間では初めて10件を超えるなど、厳しい状況です。

この点は久保木さんも認識しており「支持いただいているから揚げとともに、そばと親子丼という看板メニューをいかに進化させられるか。この点に今後も注力していきます」と話します。

から揚げをメインにしつつ、差別化要素としてそばや親子丼を展開し、見事に育ててきたから好し。ガストとの併設店では、から揚げと定食しか食べられないのが惜しいばかりです。

今回新たに発見したから揚げとそばの相性の良さを多くの人に知ってもらうためにも、併設店ではない単独店舗が増えることを期待します。

鬼頭 勇大:フリーライター・編集者

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