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「自分から話せない」会話が超苦手な人の仕事戦略 相手から無意識に「話しかけたい人」になる方法

東洋経済オンライン / 2024年3月5日 9時30分

では、どんなコミュニケーションスタイル(キャラ設定)をしていくのがいいでしょうか。

拙著『神雑談力』から抜粋して、ご紹介します。

キャラ設定のステップは2つと非常にシンプルです。

本来のメラビアンの法則の活用方法

ステップ① 相手に認識してもらいたい印象を決める

あなたの「強み」から探り、そこを起点に考えることが重要です。

「コミュニケーション弱者」である人が、明石家さんまさんのように「喋ること」に強みを持った、「明るくてなんでも陽気に返してくれる人」という印象を与えようとしても無理があります。

そして、何よりも自分の「強み」がもったいないです。

自分がいまの会社や環境で評価されていること(されたいこと)に合わせて、自分はこの環境においてどんな印象をつくるべきか考えてみましょう。

ステップ② 印象を認識させるための言動を決める

①で印象を決めたとしても、言動までデザインしない限りは、周囲が認知することはできません。

決めた印象を与えられるようにメラビアンの法則にある「視覚情報」「聴覚情報」「言語情報」の3つの情報を決めましょう。

この法則も多くのコミュニケーション関係のコンテンツで引用されているので、ご存じの方も多いと思います。

ただ、多くの方が「見た目が重要です……」などの表面的な理解で思考停止し、本来のメラビアンの法則の活用方法まで行きついていないことが多くあります。

まずは、一般的な部分から説明していきます。

メラビアンの法則では、人は人の印象を判断するときに、「視覚情報55%」「聴覚情報38%」「言語情報7%」の割合で判断している、とあります。

つまり「視覚情報=見た目だけ」で印象を判断してしまう、という法則です。

大抵の方は、ここで法則の理解を終えています。

一方で、この「視覚情報」「聴覚情報」「言語情報」という3つの情報だけで人は人を100%判断しているのであれば、この3つの情報さえ自分でコントロールすることができれば自分の印象を簡単に操作することができるのです。

具体的に何を目指せばいいのか

「はい。そう言われましても……」

そんな声が聞こえてきそうです。安心してください。わかりやすく具体例をお出しします。

●お笑い芸人の場合:オードリーの春日俊彰さん
・視覚情報:ピンク色のベスト・テクノカットの髪型・ゆっくりと歩く

・聴覚情報:ゆっくりと話す
・言語情報:ご飯を食べて「うまし」と言う・数個の一発ギャグを所有

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